【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領が27日、野党・民主党のイライジャ・カミングス下院議員に関し、「選挙区はネズミだらけでおぞましい」などとツイッターに書き込み、大きな非難を浴びている。
カミングス氏は東部メリーランド州最大の都市ボルティモア市の選出で、下院監視・政府改革委員会の委員長を務める黒人有力議員だ。「反トランプ」の急
トランプ氏はツイッターで、「もっとボルティモアで過ごせば、非常に危険で不潔きわまる場所をきれいにできるのに」と皮肉った。
これに対し、カミングス氏は「私は選挙区に毎日帰り、隣人のために奮闘している」とツイッターで反論し、民主党のペロシ下院議長は「カミングス氏への人種差別的な攻撃を拒絶する」とツイッターで強調した。
トランプ氏寄りとされる米FOXニュースが27日朝の番組でカミングス氏を批判的に取り上げ、これを見たトランプ氏が反応したとみられる。
ボルティモア市は人口の約6割が黒人で、治安悪化が課題となっている。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、2017年の殺人件数は全米の同規模の都市で最多だった。
トランプ氏は14日、非白人系の民主党女性下院議員4人に対し、「米国から出て行け」などと発言し、「人種差別だ」として物議を醸したばかりだ。
2019-07-28 08:21:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190728-OYT1T50166/
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