TOKYOがなくてもTOGANEがある!?
東京モーターサイクルショーがあるはずだった3月の最終金曜日、元MotoGPライダーの中野真矢氏がプロデュースを手がけるフィフティシックスデザインが、普段は56レーシングのガレージとして使用している倉庫をこの日だけ展示ブース化。地名にちなんで「東金モーターサイクルショー」として公開した。本ページでは、そこで展示されていたアイテムの一部を紹介する。
●文:大屋雄一 ●写真:真弓悟史 ●取材協力:56design
56design(フィフティシックスデザイン):バイクのある生活を提案して11年目
フーディージャケットをメインに展開する新興ブランドとして、二輪業界に衝撃を与えたフィフティシックスデザイン。今春からスピーディ製の肩&肘プロテクター(CEレベル1)が標準装備になったのは大きなトピックだ。Tシャツなどの一般アパレルには、ライダーが思わずニヤリとするデザインやアイデアが詰め込まれている。
rizoma(リゾマ):エレガントな究極の削り出しパーツ
アルミの切削パーツは世界中のメーカーが手掛けているが、中でもデザインの美しさで抜きん出ているのがイタリアのリゾマだ。中野氏は現役時代から本社に何度も足を運んだほどのファンで、カワサキ時代のチームメカが開発責任者として入社した縁から取り扱いが始まった。ウインカーやミラーはeマーク付きで、ごく一部を除き車検対応だ。
Xpd(エックスピーディー):アジア人の足にもフィット
’77年にライダー用のグローブメーカーとして創業したイタリアのスピーディ。そのフットウエアブランドとして’99年に誕生したのがXpdだ。中野氏も現役時代に使用しており、スピーディと同様にコンフォートであることが最大のポイントだ。設立当初からレーシング、カフェレーサー、カジュアルの3つのカテゴリーを展開する。
SPIDI(スピーディ):スタイリングや快適性、そして安全性を徹底追求
社内にラボを設けるなど快適性や安全性の研究に余念のないスピーディ。中野氏は現役時代にレーシングスーツを通じて同社の技術力の高さを知ったという。気象条件が刻々と変わる欧州で鍛えられただけあり、アドベンチャー系はもちろんカジュアルラインの耐候性も他社をリード。
老舗ブランドとのコラボ商品も次々と
’50年設立のアライヘルメット、’69年設立のエドウインとのコラボアイテムを以前より販売してきたフィフティシックスデザイン。そこに’47年設立のクシタニが今年の秋冬シーズンに加わるという。56レーシングの設立時からスーツをサポートしてもらっているとのことで、ついにアパレルでのコラボも実現。2種類のジャケットが登場するので乞うご期待!
販売開始と同時に計画販売台数を大きく超える受注となったスズキ新型カタナは、カスタマイズも続々と新顔が登場してきている。昨年のEICMA 2018で試作品を展示していたリゾマ(rizoma/イタリア)は、セパレートハン...
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