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Tuesday, June 9, 2020

集中砲火浴びたトランプ演出「暴動鎮圧ショー」の顛末(Wedge) - Yahoo!ニュース

 問題となったのは去る1日、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が白人警察官に虐待され死亡したことをきっかけに全米各地で広がった抗議デモ、集会に業を煮やしたトランプ大統領が、「法と秩序の回復」を前面に掲げて自ら演じた威圧的な“政治ショー”だった。  まず同日夕刻、大統領はホワイトハウス・ローズガーデンで報道陣を前に、それまでの沈黙を破り、「各州の州知事の指揮下にある州兵や警察をもってしても混乱を収拾できなければ、自分が『法と秩序の大統領 law and order president 』として連邦軍を投入し、すみやかに問題を解決する」と居丈高なスピーチを行った。  これと前後して、ホワイトハウス前のペンシルバニア通に隣接するラファイエット公園では、多くの白人男女を含む1000人規模の市民による平和的な抗議集会が開催中だったが、大統領は突如、「暴動鎮圧」を名目に国防総省に連邦軍部隊の首都配置を命令する一方、国境警備隊、政府直属治安要員、機動隊が現場に投入され、催涙ガス、警音銃を発砲するなどして強制的に群集を追い散らした。広場は、怒声、悲鳴を挙げ逃げ惑う参加者たちで一時大混乱と化した。  その直後、周囲にものものしい警備線が張られた中で、大統領がエスパー国防長官、ミレー統合参謀本部議長、バー司法長官ら「法と秩序の番人」を象徴する一行を引き連れ、徒歩でホワイトハウスを抜け出し公園一角にある歴史的宗教施設で知られる「聖ヨハネ・エピスコパル教会」の石段に立ち小脇に抱えていた聖書を高々と掲げて見せた。  ローズガーデンから教会前までのこの異様な“パレード”はTV中継で全米で放映されたが、大統領がこの演出の念頭にあったのは、1968年に黒人公民権運動指導者マーチン・ルーサー・キング牧師暗殺をきっかけに各地で暴動が広がったのを受け、騒乱の続く同年大統領選で「法と秩序」を掲げて当選した元ニクソン大統領の戦法だった。

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June 09, 2020 at 10:34AM
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