2017年9月、ホワイトハウスでトランプ米大統領と記者会見したクウェートのサバハ首長=ロイター
【ドバイ=岐部秀光】湾岸アラブの有力産油国であるクウェートの国営テレビは29日、同国トップのサバハ首長(91)が死亡したと報じた。健康不安が伝えられ、7月に米国で入院していた。弟のナワフ皇太子が首長の座を引き継ぐとみられる。
サバハ氏は2006年に即位した。サウジアラビアが17年に同じ湾岸アラブのカタールに一方的に断交を突きつけた問題では、両国のあいだに入って仲裁役を担った。およそ40年にわたり外相を務め、隣国イラクによる侵攻も経験した。
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