当時の状況について、隼人さんは、「だんだん揺れが大きくなったので机の下に身を隠し、妻と娘にも身を守るように指示しました」と話し、朱理さんは「キッチンの棚や引き出しが全部開き、テレビも倒れて画面が割れてしまいました。
トルコも地震が多いですが、これほど大きな地震は人生で初めての経験でした」と話しました。
地震の直後、日本総領事館から安否確認の電話があったほか、現地に住む20人ほどの日本人と連絡を取り合って無事を確認したということです。
夫妻が暮らす街の中心部から10キロほど離れた地区では多くの建物が倒壊しているということで、揺れが収まったあと、隼人さんが屋根に上ると、煙が上がっているのが見えたということです。
また、津波があった沿岸部は別荘が建ち並び、海水浴を楽しむ人が多い場所だということです。
現地では余震が続いていて、朱理さんは「今後2、3日は建物の崩壊など、2次被害が拡大するのではないかと思うので、気をつけて過ごしたい」と話していました。
現地の医療機関は新型コロナウイルスの感染拡大でひっ迫しているということで、隼人さんは「地震でけがをしたらきちんと治療が受けられるか不安です」と話していました。
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