日本テレビ系「金曜ロードショー」は、4月2日の夜9時からスタジオジブリの宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」をノーカット放送する。「春の2週連続! スタジオジブリ」の第1弾で、ノーカット放送に伴い放送枠を35分拡大。夜11時29分まで放送する。
スタジオジブリ最新作「アーヤと魔女」と同じく、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説を原作に、宮崎監督がアニメ化した作品。魔女の呪いで90歳の老婆に姿を変えられてしまった少女が、美しい魔法使いと出会い、心を通わせていく。
主人公のソフィーを演じた倍賞千恵子や、ハウルを演じた木村拓哉、ハウルの弟子マルクル役の神木隆之介、ハウルを狙う荒野の魔女役の美輪明宏など、豪華声優陣が出演した。
放送中、視聴者参加型コンテンツ「金曜ロードシアター」では、ジブリ好きという日本テレビの河出奈都美アナウンサーがリアルタイムで参加。視聴者に混じってファンならではの投稿を行なっていく。
その金曜ロードシアターでは、参加者を対象としたプレゼントキャンペーンも実施。「アニメージュとジブリ展」公式本「ALL ABOUT TOSHIO SUZUKI」や、「スタジオジブリ全作品集」など豪華賞品が抽選でプレゼントされる。
「春の2週連続! スタジオジブリ」第2弾となる9日には、宮崎吾朗監督の長編アニメーションデビュー作「ゲド戦記」が放送される。
「ハウルの動く城」ストーリー
ソフィー(倍賞千恵子)は父が遺した帽子店で働く地味な女の子。恋にもオシャレにも消極的で、華やかな妹から心配されている。
ある日、ソフィーは町で兵士に絡まれているところを、美しい青年に助けられる。不思議な力を持つ彼こそ、人の心臓を食べると噂されている美しい魔法使いのハウル(木村拓哉)だった。
そうとは知らないソフィーは初めてのトキメキを感じるが、その夜、突然訪ねてきた荒れ地の魔女(美輪明宏)に魔法をかけられ、90歳の老婆に姿を変えられてしまう。
このままの姿では家にいることはできない…と旅に出たソフィーの前に、巨大なハウルの動く城が現れる。旅の道中で助けたカカシのカブ(大泉洋)に導かれるように城の中へ入ると、散らかった部屋の中に小さな暖炉があり、城の動力源である火の悪魔・カルシファー(我修院達也)の姿があった。
カルシファーは、ハウルとある契約を交わしたせいで城の外には出られなくなってしまったのだという。カルシファーのお願いを聞く代わりに姿を元に戻してもらう約束を取り付け、ハウルの弟子・マルクル(神木隆之介)も味方につけたソフィーは、しばらく掃除婦として城で暮らすことになった。
好奇心旺盛だが憎めないソフィーのペースに次第に巻き込まれていくマルクルとカルシファー。城の中を無断で整理整頓してしまうソフィーを迷惑がっていたハウルも、徐々に彼女のいる生活を楽しみ始める。しかし戦争は次第に激しさを増していき、ハウルは魔法使いの師匠で王室付きの魔女であるサリマン(加藤治子)から呼び出しを受け…。
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