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Saturday, September 4, 2021

「創カーショー」が復活 創価大の左腕・鈴木勇斗に「ドラフト上位候補」の評価 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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東京新大学野球   創価大2ー1東京国際大 ( 2021年9月4日    東京国際大 )

力強い直球を投げ込んだ創価大・鈴木(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 創価大の今秋ドラフト候補に挙がる最速152キロ左腕・鈴木勇斗(4年)が東京国際大との東京新大学秋季リーグ開幕戦で4安打1失点の完投勝利。部員の新型コロナウイルス感染により、途中で辞退した春季リーグ戦以来の公式戦登板を「うまく(休止期間を)プラスにできた。初戦に勝ててよかった」と振り返った。

 ドラフト会議は10月11日。筑波大・佐藤隼輔(4年)、法大・山下輝(4年)ら春季リーグ戦で結果を残した同じ大学生左腕がドラフト上位候補に挙がる。春季リーグ戦の辞退により、今年はほぼアピールができていない鈴木だが「ドラフトよりもチームが勝つことを意識している。まずは堀内(尊法)監督に初優勝を届けたい」とフォアザチームを貫く。

 大リーグ・ドジャースのクレイトン・カーショー投手を投球フォームのお手本にする「創カーショー」。4月のリーグ戦以来となった公式戦登板を10球団のスカウトが視察した。試合前から雨が降り、悪条件のマウンドだったため「セーブして慎重に投げ分けた」というが、直球は自己最速まで4キロに迫る148キロを計測。決め球のスライダーを軸にカーブ、カットボールを織り交ぜて3連続を含む11三振の奪三振ショーを披露し、スカウト陣をうならせた。

 楽天・後関昌彦スカウト部長は「ボールに切れがあり、良い投手。こんな状態(雨天)でもコントロールが良く、ピッチングがうまい。スピードは春より出ているし、両サイドに投げ分けができている。変化球はスライダーが良い。ドラフト上位候補で間違いないです」と評した。

 ドラフトまで1カ月に迫った土壇場。鈴木が復活を印象づけた。(柳内 遼平)

 ◇鈴木 勇斗(すずき・ゆうと)2000年3月17日生まれ、鹿児島県出身の21歳。小4で野球を始める。日吉中では硬式の串木野黒潮でプレー。鹿屋中央では甲子園経験なし。創価大では2年秋からベンチ入り。50メートル6秒5。遠投100メートル。1メートル74、83キロ。左投げ、左打ち。

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