2022年04月15日07時06分
【ニューヨーク時事】米ニューヨークで13日から開かれている自動車見本市「ニューヨーク国際自動車ショー」では、出展各社が電気自動車(EV)に重点を置く姿勢を前面に押し出した。EV首位の米テスラに対抗すべく、大手、新興メーカーも入り乱れて競争が激化するのは必至だ。
米最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、主力のピックアップトラック「シボレー・シルバラード」のEV版を披露した。価格は3万9900ドル(約500万円)程度から。日本勢では、日産自動車が外観を刷新して高級感を高めたEV「リーフ」をPRした。トヨタ自動車やSUBARU(スバル)は、スポーツ用多目的車(SUV)タイプのEVをアウトドア好きの米消費者にアピールする。
新モデル投入が相次ぐ一方で、安定生産や他社との差別化が課題となっている。韓国大手・現代自動車は、米国内でEV工場を新設する方針を会場で表明した。現地生産を進めて価格を抑える。米新興企業インディーEVの設計責任者アンドレ・ハドソン氏は「(他社のEVは)同じようなものが多いが、EVの可能性はもっとある」と話し、機能面などで独自性を出す考えだ。
米業界団体、自動車イノベーション協会(AAI)のジョン・ボゼラ会長によれば、昨年の米新車市場に占めるEVの比率は4%程度。バイデン政権は2030年に新車の半数をEVなどの電動車にする目標を掲げており、達成までの道のりは長い。ボゼラ氏は「一つの企業や業界だけでは、われわれが目指すものは達成できない」と力説。政府や他業界と連携し、充電インフラなどの整備を進める必要があると強調した。
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