アシカやイルカなどが、芸をするところが見られる、水族館の『ショータイム』。
生き物たちが飼育員と息を合わせて、さまざまな動きをする姿は迫力満点です。来場者にとっては、大きな楽しみの1つでしょう。
水族館にとって、当たり前のように行われてきたショータイムですが、今後は変わっていくのかもしれません…。
桂浜水族館の『決断』に反響
2022年6月10日、高知県高知市にある桂浜水族館がTwitterを更新。そこに書かれた言葉に多くの人が驚かされました。
なんと、人気のショータイムを廃止するとのこと。
その理由について、ウェブサイトで詳しく説明をしています。
桂浜水族館 ーより引用新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るいだしてから三年――。
長く続くコロナ禍で水族館の在り方も変化してきました。
どんな時代も、私たちスタッフはスイゾクたちとともに毎日を楽しく生き抜きたい。
私たちのポリシーは、生きものに決して無理をさせないことです。
だからこれまでも、アシカショーやトドショーで、スイゾクが「気分が乗らない」という時は、
どんなにお客様がいてもショーの内容を変更したり中止してきました。
私たちは、スイゾクたちが、ここでいっしょに生きてくれていることに心から感謝しています。
みんなが幸せなハマスイライフを過ごせるよう、ショーをする時間をなくし
その分、さまざまな遊びや運動を通して、スイゾクたちの心や身体のケアにより一層力を注いでいきます!
スイゾクたちが幸せいっぱいに過ごす様子に、皆さまの心も幸せいっぱいになることでしょう。
新型コロナウイルス感染症の影響で、一時休園になったこともあった同水族館。
感染拡大防止の観点からショーを中止した際に、水中で暮らす動物『スイゾク』たちが生き生きしたように感じ、飼育員にも時間の余裕が生まれたそうです。
事態が落ち着くにつれてショーを再開する水族館も多い中、廃止した理由として「スイゾクに無理をさせず、より一層心身のケアに注力したい」という想いがつづられていました。
投稿を見た人たちからは、多くの賛同や称賛の声が寄せられています。
・『スイゾク』たちの健康が最優先!賢明な選択に賛同します。
・思い切った決断で素晴らしい!ありのままのかわいさだけで、十分満足です。
・考えさせられます。水族館のあり方が今後変わっていくのではないでしょうか。
かねてから、近い距離で生き物たちの和やかな姿を見られるとして、人気の同水族館。
ショータイムをなくして、生き物も飼育員も一層のびのびと過ごせるのであれば、素敵なことですね。
[文・構成/grape編集部]
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