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Tuesday, July 26, 2022

東京キャンピングカーショー2022で見た、キャンピングカー最新のニーズとは - トラベル Watch

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JRVA理事 高橋氏「キャンピングカーユーザーはインドア派が多い」

一般社団法人日本RV協会(JRVA)ブース
一般社団法人日本RV協会 理事・副会長 振興部会担当の高橋宣行氏。高橋氏はくるま度クラブ株式会社 代表取締役社長も務めている

 対応していただいたのはJRVA 理事・副会長 振興部会担当の高橋宣行氏。高橋氏によるとキャンピングカーは以前から旅行好きな人が利用していたが、新型コロナウイルス感染症の流行から「密になることを避けられる旅行のスタイル」として注目されるようになったという。また、海外旅行に行くことが難しくなっていることもキャンピングカーを使った国内旅行の活発化につながっていると考えているそうだ。

 こうした流れからユーザーが増えているキャンピングカー。この状況は同じくコロナ禍で人気を伸ばしたキャンプなどのアウトドアレジャーと同一のものだと思うところだが、高橋氏からは意外な言葉が聞けた。高橋氏いわく「キャンピングカーを利用するレジャーのことをアウトドアレジャーと結びつけることが多いですが、実はそうではないことが多いのです。キャンピングカーユーザーにはインドア派が多いと言ってもいいでしょう」と言う。

 続けて「キャンプ地でのたき火やバーベキューや楽しいものなので、アウトドアレジャーが好きであればそれを目的に出かける方もいらっしゃいますが、キャンピングカーユーザーはそういったことが目的でないことが多いです。目的地や宿泊地に自由度のある旅行がしたいという考えはキャンプ好きな方と同じでしょうが、そこに“快適な部屋を持ち込みたい、“自宅のようにくつろげる空間を外でも楽しみたい”と考えるのです。そのためにキャンピングカーを購入しているのです」という。

 また、キャンピングカーを選ぶ人にはペットを飼っている人が多いのも特徴という。ペットと一緒に宿泊できる施設は増えているが、やはり限られた存在でもある。するとほかに行ってみたいところがあってもそこを目的地に選べない。旅慣れてくるほどこれには不自由さを感じるようだ。

 JRVAではキャンピングカーでの旅行をサポートするため車中泊専用スペースである「RVパーク」を日本全国に広めている。高橋氏によるとRVパークは観光用の宿泊施設がない地域にも観光客を呼べるものなので、地域の活性化につながるものとのこと。実際、高橋氏は全国の自治体に出向いてRVパークの新設に尽力しているというだけに、今後、キャンピングカーを利用する(車中泊)旅行がより便利になっていくのだろう。

JRVAではキャンピングカーを使った楽しみを広げるだけでなくマナーの啓蒙も行なう。また、近年、発災時の避難場所としてキャンピングカーの利用を考える人も多いと言うのこと。JRVAのWebサイトではさまざまな情報を発信している

 JRVAの高橋氏に話にもあったように、旅先での快適な部屋という視点で選ぶのがキャンピングカー購入時の代表的パターンのようだ。そういった視点で東京キャンピングカーショーの会場を見回すとニーズに合う車両がとても多いことに気がつく。そこで以下は快適というワードから目に付いたキャンピングカーを何台か紹介していこう。

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