満月が地球の影に完全に隠れる「皆既月食」が8日夜、天気が良ければ全国の広い範囲で観察できる。月が天王星を隠す「天王星食」も皆既月食中に起こり、ダブルの天体ショーとなる。国立天文台によると、日本で皆既月食と天王星食が重なるのは過去5000年間で一度もなく、極めてまれな現象だという。
皆既月食は、太陽と地球、月が一直線に並び、月が地球の影に入ることで起きる。太陽の光のうち、赤い光が地球の大気の層を通過する際に屈折して月に届くため、月は赤く見える。
月は東の空で8日午後6時9分から暗くなり始め、同7時16分~同8時42分にかけて全て地球の影に入る。同9時49分には満月に戻る見込み。一方、天王星食は、月が天王星の前を横切る際に起こる。東京や大阪、福岡などでは皆既月食中に天王星が隠れ始める。同天文台によると、天王星は6等星で、暗い環境で肉眼でぎりぎり見える明るさ。「双眼鏡や望遠鏡を使うのがおすすめ」という。
からの記事と詳細 ( 過去5000年で初、皆既月食と天王星食…8日夜にダブル天体ショー - 読売新聞オンライン )
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