〝りくりゅう〟ペアがアイスショー登場「皆さまの前で演技を披露できてよかった」 航空機遅延などで全日本欠場／フィギュア - サンスポ

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メダリスト・オン・アイス２０２２で演技した三浦璃来・木原龍一組＝東和薬品ラクタブドーム（撮影・甘利慈）

フィギュアスケート全日本選手権の上位選手らによるアイスショー「ニチレイプレゼンツ　オールジャパン　メダリスト・オン・アイス２０２２」（産経新聞社など主催）が２６日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開かれた。拠点のカナダから移動する際の相次ぐ航空機の遅延や預け荷物の紛失で全日本選手権を欠場したペアの三浦璃来（りく、２１）、木原龍一（３０）＝木下グループ＝組も登場し、ファンを沸かせた。

ようやく訪れた〝凱旋ショー〟に、喜びがあふれた。今月上旬のグランプリ（ＧＰ）ファイナルのペアで、日本勢初優勝を果たした「りくりゅう」こと三浦、木原組がスポットライトを浴びて笑顔を見せた。

「３年ぶりに全日本に出場することをものすごく楽しみにしていた。出場できなくなって悲しかったけど、こうして皆さまの前で演技を披露できて、本当によかったです」。木原は会場内のインタビューで声を弾ませた。

鮮やかなブルーの衣装をまとった２人が、氷上に映える。ワンリパブリックの楽曲「Ｉ　Ｌｉｖｅｄ」に乗って、高さのあるリフトやデススパイラルを披露。観客から拍手が降り注いだ。

全日本選手権は、拠点のカナダから日本に向かう航空機の大幅遅延とロストバゲージにより出場を断念。司会者から紛失した荷物について聞かれると、木原は左足を上げてスケート靴を指さし「もうここにあります」と見つかったことを報告。会場の笑いを誘った。手元になかった衣装やスケート靴がこの日までに無事に届いたことで、リンクに戻ることができた。

３月の世界選手権（さいたま市）に出場予定。三浦は「表現力の向上に努めたい。とにかく自分の満足いく演技を。笑顔で滑れるように頑張りたい」と闘志を燃やした。４年ぶりに日本で開催される大舞台で、今度は日本ペア初となる世界選手権制覇に挑戦する。（武田千怜）

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