ドジャースは大谷翔平選手、山本由伸投手と10億ドル(約1430億円)以上をかけて大物2人の獲得に成功した。チームに「新たな顔」が加わり、ワールドシリーズ制覇への機運は高まる一方だ。
そんな中、これまでチームの屋台骨を支えた大エースの動向に注目が集まる。FAとなっているメジャー通算210勝左腕クレイトン・カーショー投手(35)だ。
今季、プレーオフ初戦でダイヤモンドバックスにスイープされた後、引退も含めて「どうなるか分からない」と話していた。しかしシーズン終了後に左肩に初めてメスを入れ、今夏の復帰を目指すことを宣言した。
ただ、生え抜きとして16年投げてきたカーショーが再びドジャーブルーのユニホームを着るかどうかは不透明だ。ドジャースは、本人が望めば残留に動く方針だというが、カーショーの故郷で、今も家族が住むテキサス州ダラスに本拠地が近いレンジャーズへの移籍もささやかれる。
カーショーとレンジャーズのクリス・ヤングGMは親友関係にある。レンジャーズの先発はトミー・ジョン手術から復帰を目指すデグロム、シャーザーと大物投手2人がいる。プレーオフで大活躍してFAとなった左腕モンゴメリーが大型契約で残留すれば、総年俸(ペイロール)はさらに圧迫するが、それでもベテランのデグロム、シャーザーはけがの不安がつきまとうだけに、カーショーの枠を用意する可能性はある。
大谷はカーショーに対して、公式戦11打数無安打と全く打てなかった。全盛期のスピードはなくなったが、抜群の制球力と技術でカバーし、まだメジャートップクラスの実力を保持する。
大谷がメジャーに挑戦する時、カーショーはドジャースの面談に駆けつけた。あれから6年の時を経て、大谷はドジャースに入った。一方、チームの顔として長年過ごしたカーショーが今季どんな決断を下すのか。大谷との「共闘」か、それとも…。(写真はAP)
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