フジテレビ系「ワイドナショー」（日曜・午前１０時）は１４日、今月８日に活動休止を発表したダウンタウン・松本人志を巡る週刊文春の「性的強要疑惑」報道を特集した。
同番組には松本が８日に自身の「Ｘ」で「出演しまーす」とポスト。９日には「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん（いないかもしれんが）へのご挨拶（あいさつ）のため。顔見せ程度ですよ。」とつづり、同局も一時出演すると発表したが１０日に一転して出演取りやめとなった。
この日の放送の収録は１２日に都内で行われた。スタジオにはＭＣを務める東野幸治のほか、コメンテーターとして安藤優子氏、オズワルドの伊藤俊介、西川貴教らが出演した。
こうした状況での放送に東野は「新年一発目の放送ですが、今年もよろしくお願いします」とあいさつしたが、この日の進行を松本の問題に言及しなかったが「非常にやりづらいですけども何となくいつも通りやりたいです」と出演者にコメントを求めていた。
最初に取り上げた話題は１１日に電撃発表された「Ｋｉｎｋｉ Ｋｉｄｓ」堂本剛と「ももいろクローバーＺ」百田夏菜子の結婚で出演者が様々にコメントした。
ＣＭ明けに松本の「性的行為強要疑惑」報道を特集。活動休止、さらには同番組への出演から一転、取りやめになったことなどを伝えた。東野は一連の出演から取りやめに至った経緯を「今回はフジテレビと吉本興業が協議し、総合的に判断した結果、最終的に出演はなしになりました」と説明した。
今回の問題に安藤氏は密室で起きたことであるため「第三者が何かを言うことはナンセンス」などとコメントしていた。西川は今回の問題を受け様々な人が「断定で話をされていることがすごく怖い」などと明かし、その上で「１個だけ漁夫の利を得ている」とし「週刊誌は裁判が続けば記事にして売り上げにつながっていく」などと指摘していた。
スタジオでレギュラーの犬塚浩弁護士は松本が出演を取りやめたことについて「疑惑の渦中の人をテレビの中に呼んでインタビューすることは過去にもあった話なので出ること自体は過去にもありました」とした上で「ただ、出てきた以上は被害者の側から立った鋭い質問、証言の矛盾を突いていくような形にしないと放送の内容は平等にならないわけです。ここにお見えになっても、それができるのかというとちょっと難しい。お見えにならなかったのは結果としてはそうせざるを得なかったと思っています」と解説した。
同番組は２０１３年に放送開始。松本はレギュラーコメンテーターを務め、世間で注目された出来事に独自の切り口でコメント。発言がネットで話題になることも多く注目を集めた。松本は２２年４月から隔週出演となり、昨年３月で番組を卒業していた。
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