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Wednesday, January 22, 2020

新型コロナウイルス感染症:日本での現状と必要な対策は? - Lifehacker JAPAN

新型コロナウイルス感染症:日本での現状と必要な対策は? - Lifehacker JAPAN

先ごろ、新型のウイルス疾患が中国で発見され、アメリカ国内でも中国に渡航していた人の感染が初めてワシントン州で確認されました。SARSやMERSにも関連するコロナウイルスは、ときに命取りとなるものです。

誰が発症しているの?

第一に感染したとされる患者の多くは、中国湖北省の広大な省都である武漢市内の海鮮市場の関係者で、肺炎・発熱・呼吸困難などの症状がみられています。

これまでに9人の死亡が確認され、数百人以上が発症しているとのこと(2020年1月22日現在)。また、ウイルス感染者は中国国内のほかの地域や、今回初の感染者が確認されたアメリカを含む国外にも渡航していることが報道されています。

ウイルスについてわかっていること

コロナウイルスの中には、軽度の風邪に似た症状が出るものから、重度の症状が表れるものがあります。

2003年に中国国内で流行したSARSや、中東で発生したMERS(2012年に発見)を思い起こす人もいるかもしれませんが、この2つは両方ともコロナウイルスによるものです。

今回のウイルスには正式な名称がつけられていませんが、「新型コロナウイルス」を意味する「2019-nCoV」と呼ばれているのを聞いたことがあるかもしれません。このウイルスは2019年末に発見されたのです。

当初、公衆衛生当局は、ウイルスがヒトからヒトへ感染するものなのか、すべての患者が市場の動物から感染しているか定かではないとしていたものの、最近になって医療関係者への感染も含む「ヒトヒト感染」の可能性が高まっているとしています。

新型コロナウイルスは依然として不確定な部分が多く、どれほど命に関わるものなのかも解明されていません。麻疹やインフルエンザよりは伝染性は低いようですが、渡航者の検疫がいまだ重要とされています。

どう対処したらいいの?

厚生労働省によれば、持続的な「ヒトヒト感染」の証拠はない一方、その可能性は否定できないとのこと。風邪・インフルエンザと同様、通常の感染対策が重要と説明しています。

新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本感染症は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。

風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。

また、武漢市に渡航した人々については、次のように勧告がなされています。

武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関に連絡した上で、受診していただきますよう御協力をよろしくお願いします

また、医療機関の受診にあっては、武漢市滞在歴があることを事前に申し出てください。

不明瞭な点がいまだ多い新型コロナウイルス。今後さらなる感染拡大も懸念されていますが、まずは通常の感染対策をしっかりと行ないましょう。

>>最新情報は厚生労働省のホームページをご確認ください。

※本記事は、米Lifehackerの記事をもとに日本国内の事情を追記したものです。

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Image: helloabc/Shutterstock.com

Source: The Wall Street Journal, The Washington Post, Wikipedia(1, 2, 3), 厚生労働省

Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文

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2020-01-22 06:00:00Z
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