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Tuesday, March 24, 2020

不倫バッシング「起源」となった事件 不安忘れる、はかないつながり 不祥事を血祭りに「健全化への欲求」(withnews) - Yahoo!ニュース

平成から令和になって不倫騒動、違法薬物による逮捕劇など、不祥事を起こしたタレントや芸能人に対する風当たりは強くなる一方だ。とりわけソーシャルメディアやネットニュースのコメント欄などに書き込まれ、多数の人々に共有されるバッシングの嵐は、まるで年中行事のような様相を呈し、特段珍しいものではなくなってしまった。なぜこのような不寛容を絵に描いた状況がもたらされるに至ったのか。その転換点は平成に起こったある事件に見いだすことができるだろう。(評論家、著述家・真鍋厚)

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許されなかった不倫の自虐ネタ

2013年(平成25年)、元モーニング娘の矢口真里が不倫相手の男性と会っていたところを当時の夫に見つかったことが女性週刊誌に報じられた。翌月にはレギュラー番組やCMが打ち切られ、メディアへの露出がゼロになった。

芸能活動に復帰するまで1年と約半年を要することとなったが、事態はこれで収束はしなかった。2016年3月に放映された日清食品のカップヌードルのCMに抗議が殺到したのだ。内容は「OBAKA’s UNIVERSITY」という架空の大学を舞台にしたもので、ビートたけしが学長を務めており、小林幸子や畑正憲などが先生役で出演していた。矢口は、危機管理の権威とされる心理学部の准教授役で、大勢の生徒を前に「二兎追うものは、一兎をも得ず」と力説し、女子生徒らに「これ、実体験だよね?」と突っ込まれるシーンを担当した。

不倫騒動を用いた自虐ネタといえるものであったが、日清はCMを中止し、ホームページにおわびを掲載。文面には「皆様に、ご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを、深くおわび申し上げます」とあった。

ストレスのはけ口としての「健全化への欲求」

この不倫騒動の前後辺りから、不祥事を起こしたタレントや芸能人を「血祭りに上げる」ことに執念を燃やす声が目立ちはじめ、「あらゆるコンプライアンス違反」が重大犯罪であるかのような取り扱いに様変わりしていった。

薬物事犯はその最たるものだ。歌手のASKA、元プロ野球選手でタレントの清原和博、歌手でタレントの田代まさし、ミュージシャンでタレントのピエール瀧……ここには「逸脱者」「逸脱行為」への過剰なまでの拒否反応と、そのような人物を徹底的に糾弾して排除することによる「健全化への欲求」がある。

「健全化への欲求」は、「コンプライアンスへの従属」と表裏一体であるため、分かりやすく言えば「車が走っていない横断歩道で赤信号を守るストレス」のはけ口として、「赤信号を渡った者に対するペナルティー(懲罰)衝動」の代理表現となる。

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