Frédéric Sanchez
自主隔離が続くアメリカでは、多くの人々が新型コロナウイルスが広まる前の日常を懐かしく感じている。お気に入りのレストランでの食事、なんの心配もせずに乗ったタクシー、そしてオフィスまでもが恋しい。過去の思い出を蘇らせる写真や曲を巡っていると、センチメンタルな気分になってしまうほどだ。
プラダ(PRADA)やコム デ ギャルソン(COMME DES GARÇONS)がショーで起用するサウンドデザイナーのフレデリック・サンチェスは、そんなメランコニックな気持ちを共有できる特別なプレイリストを作成してくれた。彼は“ロックダウン”プレイリストを選曲するにあたって、とても個人的な思いを込めた曲ばかりをセレクトしたそう。「このライナップは私の自叙伝のようなチョイス」と彼は語る。「リストの大半は、幼かったティーン時代をともに過ごしたアーティストの曲なんだ。個人的な部分を露わにすることを恐れずに、自分の心の内を音楽を通じて表現したよ。これら一曲一曲の音の記憶によって、私の人生の扉が開かれるようだ」
WEST SIDE STORY, US poster art, 1961
© Courtesy Everett Collection
この隔離期間中、フレデリックはクラシックを聴いて過ごしているそう。「クラシックは聴き流す音楽ではない。ちゃんと座って集中が必要なメロディなんだ。時間がある今に最適なジャンルだよ」と彼は説明した。映画鑑賞が増えたことにより、そのサウンドトラックからもインスピレーションを得たそう。「映画を観る機会が増えて、映像とミュージックの関係性に改めて魅了された」と彼は言う。今回のプレイリストは『イヴの総て』(1950)のサウンドトラックから始まり、『ウエスト・サイド物語』(1961)のテーマソングも盛り込まれている。「僕はミニマルで知的なサウンドで知られているけど、実は50年代のロックンロールや60年代の自由な世界観にもインスパイアされているんだ」
フレデリコ・サンチェスの“ロックダウン”プレイリスト。
1. ベット・デイヴィス/『As Margo Channing』
2. スコット・ウォーカー/『Plastic Palace People』
3. エルヴィス・コステロ、バート・バカラック/『God Give Me Strength』
4. トム・ウェイツ/『Somewhere(From “West Side Story)』
5. The Colourfield/『Castles in the Air』
6. ジョニー・キャッシュ/『One Too Many Mornings』
7. Material、ホイットニー・ヒューストン/『Memories』
8. ナンシー・シナトラ、リー・ヘーゼルウッド/『Some Velvet Morning』
9. ジャニス・イアン/『Stars』
10. ジェーン・バーキン/『Baby Alone In Babylone』
11. This Mortal Coil/『Another Day』
12. Steven Brown/『Mi Sono Innamorato Di Te』
13. ジミー・スコット/『Jealous Guy』
14. ジョン・カレ/『Dying on the Vine』
15. フランツ・ワックスマン/『A Place In The Sun』
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Text: Nicole Phelps
From VOGUE.COM
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