【8月20日 Xinhua News】中国科学院武漢植物園の研究チームが、蟠桃（ばんとう）の平らな形の遺伝メカニズムについて研究を行い、蟠桃の起源が中国であることを証明した。研究成果は果樹が突然変異で形を変えることを証明する理論的意義があり、桃などの果実の形を改良するのにも役立つ。
蟠桃の平らな形は6番染色体のS遺伝子座にある単一遺伝子によって制御されているが、その遺伝メカニズムはこれまで知られていなかった。同植物園果樹分子育種学科グループは研究で、S遺伝子座の下流にある長さ1・7メガベース（Mb）の大型染色体の位置が逆転していることが、蟠桃の平らな形を形成する遺伝的根拠であることを発見した。
研究責任者であり同植物園研究員の韓月彭（Han Yuepeng）氏は、野生蟠桃の近縁種でS遺伝子座の遺伝子分類を行ったところ、新疆桃で染色体の逆位現象が存在することを発見したと述べた。この結果は、蟠桃のルーツが中国であることを証明しただけでなく「新疆ウイグル自治区が桃栽培の発祥地である」という推論にも重要な証拠を提供した。
研究成果はこのほど、国際学術誌「Plant Biotechnology Journal」に掲載された。(c)Xinhua News/AFPBB News
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August 20, 2020 at 02:04PM
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「蟠桃」の起源は中国 遺伝子研究で解明 - AFPBB News
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