米経済紙フォーブスのジャレッド・ウィリス記者は、今季7年ぶりに負け越したカブスについて、「勝者に復活するための道はそれほど険しくはない」との持論を示している。

今季のカブスは、5月に勝率70%以上を記録。6月初旬、中旬と首位に立ち、前半戦をほぼ5割で折り返したにもかかわらず、最終的には71勝91敗と崩れ、最終的には71勝91敗と負け越し、ナ・リーグ中地区4位でポストシーズン進出を逃した。

しかし、ウィリス記者は、カブスが復活を遂げるのは難しくはないとの見解。改善点の1つとして、先発ローテーションを挙げている

同記者は、ダルビッシュ有とジョン・レスター両投手を手放したあとの若手中心のローテーションはうまく機能しなかったとしたものの、12月にマーカス・ストローマン投手を3年7100万ドル(約78億1000万円)の契約で獲得したことを「大事なファーストステップ」と評価。

ただ、来季に上位争いに食い込むためには「さらに1歩踏み込む必要がある」とし、けがが多いものの健康であればどんなローテーションでも貢献できるとしてカルロス・ロドン投手、2015年に9イニングあたりの奪三振数で自己最高をマークし、昨季も22試合で先発したクレイトン・カーショー投手のほか、菊池雄星、ダニー・ダフィー、マイケル・ピネダも、カブスの22年先発ローテーションを向上させられる投手に挙げた。