オルガテックは、現代のオフィス環境をリードする国際トレードショーとしてドイツ第4の都市ケルンにて、隔年で開催されてきた。1953 年に開催された西ドイツのオフィス家具見本市がその始まりで、'76年には隔年開催となり、'90年には現在の名称に変更された。以来、オルガテックは業界で最も重要なビジネスのイノベーションとプラットフォームが提案される場として、オフィス家具などの設備からメディア、データ処理など、働く場にまつわるあらゆるプロダクトや技術が紹介されてきた。
世界中から建築家やデザイナー、プランナー、エンジニア、そしてオフィス関連企業のビジネスマンが集結するこの展示会が、本年4月、遂に東京に上陸。ケルンメッセ日本法人と日本オフィス家具協会(JOIFA)の主催により「オルガテック東京 2022」が開催される。オルガテックがドイツ国外で開催されるのは今回が初めてのこと。これには、2021~2025年の日本のオフィス家具市場が大幅に成長するとの予測が関わっているという。
テレワークの普及やデジタルトランスフォーメーションの推進などで、オフィスの在り方はここ数年で大きく変わってきた。特に昨今の状況からテレワークの実施が一気に進み、現在のオフィスをさらに汎用性が高いコワーキングスペースや、ワーカーの職能に応じて作業効率が上がるような環境へと更新する必要性も生じている。
今回の東京開催は、「TOKYO」を情報発信拠点のひとつと位置づけ、国内はもとより、今最も変化と多様性に溢れたアジア市場を対象に、新しいオフィスデザインとワークスタイルの提案と再定義を目指すもの。初回は10カ国から80社以上の有力ブランドの参加が予定されており、ケルンと同様に、ワークプレイスにまつわるさまざまなソリューションを扱うブースが出展する。また、オフィス空間を構成するファブリックやフローリングといった資材アクセサリーなどをテーマとする展示会としてドイツで知られる、「インターツム」の要素も加味されるというから楽しみだ。
会期中には、現在世界で活躍する建築家やデザイナーをはじめとした登壇者によるトークセッションが連日開催される。テーマであるハイブリッドワークの表現や、機能性、デザイン性に優れたプレゼンテーションを表彰するアワードの授与式も開催されるので、こちらにも注目したい。
これから私たちが意識すべき真にイノベーティブなオフィス環境とは? テレワークという選択に比して、オフィスの存在意義をさらに高めるために必要な発想とは? といったワークプレイスへの疑問に対する最適解が、今春いよいよ明らかになる。
オルガテック東京 2022
開催要項
日程:2022 年4月26日(火)~28日(木)
開場時間:10:00~17:00(28日~16:00 )
会場:東京ビッグサイト 南展示棟1 、2ホール
住所:東京都江東区有明3-11-1
tel:03・5530・1111
入場料:¥5,000(事前登録により無料)
www.orgatec-tokyo.jp/
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