あくまで雰囲気が「ちょいワル」であって本当のワルではなく、大金持ちとも限らないちょいワルオヤジではありますが、実は財閥とか大企業の人で、趣味やストレス解消でちょいワルオヤジをやってるだけかもしれません。
そんな、暴れん坊将軍のごとき「実は世を忍ぶ仮の姿」を演じるちょいワルオヤジが、真の姿な時に後席へ乗っていてほしい車、つまり「ちょいワルオヤジ向けショーファードリブン」を、今回は厳選してみました。
フォード リンカーン コンチネンタル(5代目・1970年)
気分はアメリカ大統領専用車
日本国内のショーファードリブンは高級輸入車がブランドとしても正しいチョイスですが、さりとてベンツやロールスロイスというのもちょっと安直で、お金持ちモードのちょいワルオヤジでも、ひとひねり欲しいところ。
ならばやはりアメ車、戦後するあたりのパッカードやキャデラックなら面白いのですが、少し真面目に考え、比較的新しめ、ただし古きよき強いアメリカを連想させるショーファードリブンなら、リンカーン コンチネンタルあたりだと、知名度もあってオススメです。
「リンカーン」ブランドは次第に威厳を感じなくなったセダンをやめ、今はSUVブランドになりましたが、この年代あたりまでは立派にちぃワル感を出してます。
マツダ ロードペーサーAP(1975年)
いかにもアメ車な見かけで実は13Bロータリー
2台目はGM系のキャデラックと安直に考えましたが、調べるとGM系アッパーミドルクラス・サルーンのホールデン プレミアが、マツダの独自仕様で過去に販売されており、それも13Bローターを積むマツダロータリー軍団の1台。
そんなロードペーサーは、オイルショック下でも大型高級車ゆえ燃費はさほど問題にならず、むしろ当時としては排ガスがクリーンな低公害車で、少々パワー不足とはいえ、マツダのショーファードリブンというのもなかなかオツで、ちょいワルオヤジは好みそうです。
見た目はアメ車そのものなのに、ロータリーですから低振動でV8特有のドロドロした排気音もなく、案外ヒネリの利いた、いいチョイスだと思えてきました。
日産 プレジデント ロイヤルリムジン(1993年)
乗っちゃえ日産
最後は真っ当に国産リムジンと思いましたが、トヨタのセンチュリーやレクサスLSでは当たり前すぎ、コロナスーパールーミーだとウケ狙いすぎ、三菱のデボネアリムジンやディグニティだと、三菱系企業の役員みたいです。
そこでちょいワルオヤジ御用達の日産から、オーテックが架装した3代目プレジデントリムジンをチョイスしてみました。
オーテックでは他にもセドリックやグロリアのリムジンを作っていますが、プレジデントがあるのにわざわざ格下を選ぶ必要はありません。
マジマジ見ると、センチュリーと同格なはずなのに走りのスポーツリムジンという雰囲気もあり、まさにちょいワルオヤジにふさわしい国産リムジンと言えるでしょう。
- 最新「プレジデント」中古車情報
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本日の在庫数 39台 平均価格 132万円 本体価格 40~248万円
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