昨年９月末に閉館した神奈川県三浦市の京急油壺マリンパークが、インターネット上の仮想現実（ＶＲ）空間に再現された。無料公開されており、マリンパークの歴史や思い出を追体験できる。
この取り組みを行ったのは、京急電鉄（横浜市）と一般社団法人「路上博物館」（東京都文京区）。昨年１０月にクラウドファンディングで約６６０万円の資金を集め、ＶＲ空間に３次元コンピューターグラフィックス（３ＤＣＧ）で再現した水族館や屋内大海洋劇場、支援者のメッセージなどを展示した資料館を構築した。劇場では、閉館当日の公演の動画を見ることも出来る。
マリンパークは１９６８年、京急電鉄創立７０周年を記念して開館。７０年度には入館者数が８８万人を数えたが、競合施設の開業などで２０１９年度は２６万人にまで落ち込み、施設の老朽化や新型コロナウイルスの感染拡大もあって閉館した。
「ＶＲ京急油壺マリンパーク」のＵＲＬは https://rojohaku.com/vraburatsubo/
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