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Wednesday, October 19, 2022

往年の名車「ルノー4」もEVに パリモーターショー4年ぶり開幕:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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 世界5大モーターショーの一つ、パリモーターショーが開幕し、18日から一般公開が始まった。ルノーは往年の名車「ルノー4」を電気自動車(EV)として復活させるコンセプトカーを披露。他社も追随するなどEVが主役に。コロナ禍による中止で4年ぶりの開催となった今回は、日本やドイツ大手が出展せず控えめな印象となった。

 ルノーはEVコンセプトカーの「ルノー4エバー」を初披露した。30年前に生産を終えたルノー4(キャトル)を現代版EVとしてよみがえらせたスポーツ用多目的車(SUV)だ。悪路を走るバギーカーの頑丈さを感じさせながら、LEDライトを施した未来的なデザインが特徴。2025年の市販化を目指す。

 ルノーのデメオ最高経営責任者(CEO)は報道向け発表会で、ルノー4について「1960年~80年代に約800万台が100カ国以上で売れた車だ」と紹介。「感性が異なる人々を引きつける神話的な車を、モダンな再解釈とEV化を施して再登場させる」と力を込めた。

 ショー会場を歩くと、EVが目立つ。欧米ステランティス傘下からはジープが初のEV「アベンジャー」を出展。欧州の街中に適したコンパクトSUVだが、展示ブースでは特設の「岩場」に斜めに車を配置して来場者の目を引いた。

 同じステランティスの仏プジョーも、好調な売れ行きを見せるEV「E―208」などを展示した。

 広い展示スペースを設けた中国のEV大手「BYD」は、欧州市場に本格参入する「アットスリー」など3車種を展示。ベトナムの新興EVメーカー「ビンファスト」も「VF7」などを披露し、ドイツやオランダに販売店を整備することで欧州の拡販を狙うと説明した。

 会場には水素自動車も登場。フランスのレーサーが立ち上げた高級ブランド「ホピウム」のコンセプトカーや、ルノー傘下の「アルピーヌ」のコンセプトスーパーカー「アルペングロー」がお目見えした。

 パリモーターショーは1898年に初開催され、世界で最も古いモーターショーとして知られる。だが、若い世代のクルマ離れや、オンラインで情報を集める購買行動の変化を背景に、近年は出展企業が減少。コロナ禍の影響もあり、地元フランス勢と競い合う日本勢やドイツ勢の姿がなく、規模を縮小しての開催となった。

 世界5大モーターショーでは、ドイツのフランクフルトモーターショーが昨年、テコ入れのためミュンヘンに場所を変えて開催。来年2月開催をめざしていたジュネーブモーターショーは出展企業が集まらずに取りやめになるなど、モーターショーをめぐる環境も様変わりしつつある。(パリ=和気真也)

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