コロナ禍での外食控えを背景に、調理設備を備えた移動販売車両「キッチンカー」に注目が集まる中、回転ずしチェーンの店長だった大阪府岸和田市の西本知生さん(39)が、本マグロを使った丼などを車両で提供する移動式すし店を始めた。生ものを扱うキッチンカーは珍しく、出店依頼が相次いでいる。(川口崇史)
西本さんは阪南市出身。大学生の時に洋食レストランでアルバイトを始め、卒業後そのまま社員として就職した。中高生の頃から「社長になる」という夢があり、提供したオムライスなどを客が「おいしい」と食べてくれるのがうれしかったことから、飲食店経営を目指すようになった。
「社長になるには営業力をつけなければいけない」と23歳で広告会社に転職。約3年半営業を経験し、飲食業界に戻って回転ずしチェーンなどで腕を磨き、店長にもなった。
しかし、コロナ禍で客が激減。持ち帰り営業がメインとなる中、「店内で並ぶのも嫌」という声が耳に入った。「お客さんが来られないなら、自分から行くしかない。屋外のキッチンカーなら、コロナを気にせず買ってもらえる」。店でも人気だった本マグロを使ったメニューと、解体ショーのパフォーマンスで勝負しようと考えた。
からの記事と詳細 ( 「前代未聞」キッチンカーで本格すし、「アッと驚く」マグロ解体ショーも - 読売新聞オンライン )
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