フィギュアスケート男子で18年世界選手権5位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)が11日、丸善インテック大阪プールで行われた、大阪市主催の「オータム・チャレンジ・スポーツ2022」イベント内のアイスショーに参加した。

友野は、今季ショートプログラムで使用してきた「Happy Jazz」を披露。約1200人の手拍子に合わせてパフォーマンスし、ファンを魅了した。

地元・大阪でのアイスショー。「たくさんのファンの方や体験しに来てくださる人たちが来てくれて驚いてますし、自分の成長も感じる」。

ジュニアやノービスの選手のレベルの高さからも刺激を受け「こうやって、僕を筆頭にフィギュアスケートを通して大阪を、スポーツを盛り上げていけるようにできたら」と話した。

約1時間のショーは、ブラックビスケッツ「タイミング~Timing~」でフィナーレを迎えた。友野を中心に構成し、出演者全員でポップな振り付けを披露。「なかなかフィナーレを担当させて頂く機会は少ないので、いい経験になりました」と振り返った。

選曲については「平成の最初と昭和あたりの曲がはやってて、若い子たちも分かって親の世代も懐かしい曲。すごく楽しい、僕がいいなと思ってる曲だったのでこの曲にしました」とした。

友野は「第91回全日本フィギュアスケート選手権大会」(21~25日、大阪・東和薬品RACTABドーム)に出場する。「自分が納得のいく演技ができるように頑張りたい」と話し「昨シーズン、世界選手権でメダルを逃しているので、そこが自分の中での最大の目標。まずは代表になることを一番に、全日本選手権でしっかりと集中していい結果を残せるように頑張る」と続けた。

同アイスショーには、ノービス、ジュニア、関大に所属の選手ら10人が出演。終了後は、5歳から小学生までを対象としたスケート体験教室が開かれた。