ロックバンド、甲斐バンドが24日、東京・グランドプリンスホテル新高輪の大宴会場、飛天で昨年に続き2度目となるクリスマスディナーショーを開いた。
オープニング曲「ダイナマイトが150屯」から70を超える円卓を囲んだ約500人がいきなり総立ちとなり、飛天が巨大なライブハウスと化した。きらびやかなシャンデリアがカクテル光線を浴びながら色とりどりの輝きを放つ中、「裏切りの街角」「ナイト・ウェイブ」「きんぽうげ」など計18曲を披露。
ボーカルの甲斐よしひろ(69)は「気分はどう? ワインは口に合ってますか?」と呼びかけ、「いつもの曲を正確なテンポ、フィーリングを届けたいと思ってやっている。それをみんなに楽しんでもらいたい」とライブバンドとしての誇りを強調。ステージからファンを見渡し、「時代が変わっても老いぼれてる場合じゃないよ」と力を込めた。
その言葉に応えるように、「ポップコーンをほおばって」では50~60代で埋め尽くされた客席が青春時代を取り戻し、一斉に右手の拳を振り上げてステージと一体に。続く「漂泊者(アウトロー)」で盛り上がりは最高潮に達し、ディナーショーの概念を覆す圧巻ステージに。
アンコールではクリスマスの定番曲「安奈」をしっとりと聴かせ、ラスト曲「風が唄った日」では甲斐の魂を揺さぶる歌声で感動のフィナーレを迎えた。
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