仙台市で6月24、25の両日開催されるアイスショー「BEYOND(ビヨンド)」の宮城公演は、フィギュアスケート女子五輪銀メダリストでプロスケーターの浅田真央さんが、キャストや振り付け、演出など全てをプロデュースした。福島民報社の取材に答えた浅田さんは自身も出演するショーの見どころや、福島県へ感じている親しみを語った。
―現役引退後、3年間にわたり「サンクスツアー」を全国で展開した。
「現役時代に応援し、支えてくださった皆さんに感謝を届けるコンセプトだった。『BEYOND』はゼロからショーをつくるので、すごく大きな覚悟を持って始めた」
―キャスト選出、楽曲制作、ツアーグッズ作成など細部まで企画を主導した。
「サンクスツアーを終え、もう一度オーディションをしてスケーターを選んだ。パワーアップした11人が、ノンストップで1時間半滑るのは見どころ。スケートリンクの上に大きなスクリーンを置き、フィギュアスケートと映像の融合も楽しめる。私は現役の時のように1人で滑る演目だけでなく、ペアプログラムにも挑戦している」
―大人数で一つの作品を完成させる難しさは。
「11人全員が現役時代はシングルスケーターだったので、みんなで滑る演目は演技をそろえるのに苦労した。公演を重ねた今も、常に見返し、列が乱れないよう心がけている」
―2018(平成30)年に福島県川俣町山木屋の田んぼリンクで小中学生と交流した。
「外のリンクで滑るのは経験がなく、すごく楽しかったのを覚えている。福島の子どもたちは東日本大震災で大変な経験をしたと思うが、私のスケートを見てキラキラした笑顔で元気に滑っていた。逆に私がたくさんパワーをいただいた」
―これまで足を運んだ福島県内の観光地などで印象に残っている場所は。
「サンクスツアーに合わせて下郷町の大内宿に行った時、おばあちゃんが作った甘酒を飲んだり、太いネギを箸の代わりにしてそばを食べたりした。プライベートでも紅葉の季節に友達とドライブし、南会津町の宿に泊まった。温泉に入り、栗のパフェを食べた。もう1回行きたい」
―福島県内は果物や日本酒など名物が多い。
「沿岸部で食べたお魚もおいしかった。今回のツアーは県内で開催できず残念。福島の皆さんは日本中の皆さんの協力で震災の被害を乗り越え、強く生きてきたと思う。福島の方々のために、自分ができることをしたい」
動画のURLは、https://youtu.be/rrFYdRBCjDw
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