【4月21日 AFP】独自動車大手BMW傘下のミニ(Mini)は20日、上海モーターショー(Shanghai Auto Show)の出展ブースで、外国人来場者にのみアイスクリームを配布したのは差別だとの非難を受けて謝罪した。
きっかけとなったのは微博(ウェイボー、Weibo)に投稿された動画。ミニのブースのスタッフが、無料配布していたアイスクリームは品切れだと中国人来場者に伝えたとみられる後、外国人来場者に渡している様子が映っていた。
ミニは「不注意な管理とスタッフの怠慢が皆さんに不快感を与えた」とする謝罪文を掲載するとともに、スタッフの研修の改善を約束した。
ウェイボーでは「BMWのミニが謝罪」というトピックが20日午後までに340万回以上閲覧された。
ミニの代表はAFPに対し、アイスクリームの在庫が残り少なくなったためスタッフが配布を中止したと指摘。その後にアイスを受け取った男性はBMWのスタッフで、不幸な誤解を生んでしまったと説明した。
BMWは上海モーターショーで、世界最大の自動車市場である中国の顧客へのアピールに力を入れている。最新の車載OSの70%近くが中国市場に特化した機能を備えており、同国での研究開発は過去3年で3倍となった。
だが、今回のアイスクリーム騒動はインターネットユーザーの怒りを買っただけではなく、モーターショーの現場にも混乱をもたらしている。
ウェイボーには、ミニのブース近くにアイスクリームが入った袋を置き、「中国人は無料だ!」と叫ぶ動画が投稿されたり、ミニのブースで警備員ともめているという女性が「BMWに殴られている!」と言いながらその様子を生配信したりする事態が起きている。
あるネットユーザーは「BMWの幹部は、アイスクリームが原因でこれほど大きな騒ぎになるとは思ってもいなかっただろう」と投稿した。(c)AFP
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