3連休最終日の17日は今年最多、190以上の地点で35℃以上の「猛暑日」となるなど、全国各地で“災害級”の暑さに見舞われました。熱中症に厳重な警戒が必要となっています。本来、祝日でにぎわう場所も人出が少なく、暑さを避ける動きもありました。
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強烈な日差しに照らされた3連休最終日「海の日」の17日、多くの人でにぎわう「東京ディズニーリゾート」では“勇気ある決断”がくだされました。屋外で行われるイベントの一部が、この暑さで急きょ中止となったのです。
この決断を受け、来園者は「(ショーを)見られないのは遠くから来ているので残念。やっぱり何よりも安全で安心に楽しめるのが1番かな」と話します。近くの千葉県船橋市では今年最高の36.9℃を観測し、命にかかわるほどの“災害級の暑さ”になりました。
17日は「熱中症警戒アラート」が“今年最多”32都府県に出されました。そのためか、都内の観光名所は3連休とは思えない“予想外”の光景が広がりました。
本来なら足の踏み場もないほどにぎわうはずの原宿竹下通りや、渋谷のスクランブル交差点など、都内各所で3連休とは思えないほど人がまばらな状態に。都心の気温は36.2℃と体温並みの暑さとなり、外出を避ける人も少なくなかったようです。
ただ、この暑さの中でもにぎわっていたのが、神奈川県の海水浴場です。「海の日」の17日、「サザンビーチちがさき海水浴場」は多くの人でにぎわいました。しかし、太陽に照らされた灼熱(しゃくねつ)の砂浜に、訪れた人は海の家まで移動するだけでも一苦労の様子でした。
一方、千葉県鴨川市の海水浴場では、営業時間外の「海の家」で火災が発生しました。大量の黒煙が上がる映像も。海の家は全焼し、中にいたアルバイトの60代の男性が病院に搬送され軽傷だということです。
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3連休最終日の17日は、今年最多、190以上の地点で35℃以上の「猛暑日」となるなど、全国各地で“災害級”の暑さに見舞われました。
人だけでなく、奈良公園の鹿も暑さのせいかぐったりした様子…。日中の気温は“体温並み”の37.7℃を記録した京都市では、ひときわ熱気を放っていた場所がありました。日本三大祭りのひとつ「祇園祭」。その前祭のクライマックス「山鉾(やまほこ)巡行」です。
しかし、これだけ人が集まると「熱中症」の危険も。消防によると、見物客や祭りの関係者ら9人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されたということです。
17日は、東京消防庁管内では51人が搬送。千葉市の総合スポーツセンターにある野球場では「50代の男性が熱中症で倒れて階段から転落した」という通報がありました。この場所では高校野球の千葉県大会が行われていたということです。
関東では18日も“体温超え”の危険な暑さが続くため、外出をなるべく控えるなど熱中症に厳重な警戒が必要です。
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