2019年09月06日17時04分
京急線踏切で快特列車がトラックと衝突、脱線した事故で、京浜急行電鉄は6日、同社社員2人が偶然現場に居合わせ、警報が鳴っているのにトラックが踏切内に進入したことを受け、踏切の非常ボタンを押していたことを明らかにした。非常ボタンが押されれば、踏切手前の信号が点滅し、近づく列車の運転士が手動でブレーキをかける仕組みとなっている。
「少しでも早い復旧を」=振り替えバスに長い列-京急線横浜踏切事故
京急電鉄によると、社員は運転士と車掌で、5日午前、死亡したトラック運転手(67)から踏切と反対方向に左折するため、後方確認を依頼された。2人は応じたものの、運転手から左折を断念すると告げられた。
2人が現場を離れようとしたところ、警報が鳴っているのに踏切内へトラックが入っていたため、運転士が非常ボタンを押した。ただ、同じ機能を持つ障害物検知装置の作動の方が早かったという。
2人は事故発生後、京急電鉄の事務所に戻り、上司へ経過を報告。同社は「当時の社員の対応に問題はなかった」と説明している。
2019-09-06 08:04:00Z
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019090600928&g=soc
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