【テヘラン=水野翔太】アフガニスタン東部ジャララバードで、民間活動団体(NGO)「ペシャワール会」現地代表の日本人医師、中村哲さん(73)が殺害された事件で、現地当局が、武装集団による計画的な犯行だったとの見方を強めていることがわかった。5日には、中村さんの遺族らが首都カブールに向けて福岡空港を出発。突然の死を悼む声は国内外で広がった。
目撃者への取材によると、中村さんを乗せた車を襲った武装集団は、警備員を先に銃撃し、その後に運転手と中村さんを撃った可能性がある。
事件を目撃した住民は、「男たちは警備員を撃った後、日本人と運転手を攻撃した。男たちが去った後に車内を見ると、日本人を除いて全員が死亡していた」と話した。
武装集団は、中村さんに狙いを定め、警護のない状態で銃撃できるよう、あらかじめ計画を練って犯行に及んだものとみられる。
地元当局などによると、事件は4日午前8時頃に発生し、警備員と運転手ら5人が死亡、中村さんもヘリなどで移送される途中で死亡した。
現地メディアは事件を大きく伝えている。中村さんは住民にカカモラットのあだ名で呼ばれていたという。カカはおじさん、モラットはアフガン男性に多い名前だ。地元紙ハシュテソブ(電子版)は5日、「カカモラットがいなくなったナンガルハル州」という見出しを掲げ、中村さんの生い立ちや支援活動を詳報した。
英字紙アフガニスタン・タイムズ(電子版)は中村さんを殺害した武装集団を厳しく非難し、「人道主義に対する不人情」と報じた。
2019-12-05 12:07:00Z
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