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Friday, March 6, 2020

大学発ベンチャーの「起源」(4) オンコセラピー・サイエンス - M&A Online

大学発ベンチャーの「起源」(4) オンコセラピー・サイエンス

*画像はイメージで本文とは関係ありません

オンコセラピー・サイエンス<4564>は「創薬ベンチャー」の一つ。2001年4月の創業以来、がん関連遺伝子や遺伝子産物を利用したがん治療薬や診断薬の研究開発を手がけている。創業者の一人が東京大学医科学研究所教授だった中村祐輔氏で、同研究所との共同研究で新薬開発に取り組む大学発ベンチャーだ。創薬では大学発ベンチャーの草分け的な存在で、2003年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場している。

副作用のない抗がん剤治療を目指して設立

中村教授(写真)が取り組んできた遺伝学と腫瘍学の研究をベースに創業した(同社ホームページより)

中村氏は大阪大学医学部卒業後、4年間外科医として臨床医療に従事した。その後は遺伝学と腫瘍学の研究者として、高度多型性VNTRマーカーやがん抑制遺伝子APCなどの研究で成果をあげてきた。1994年に東大医科学研究所分子病態研究施設教授に就任し、患者個人の遺伝的差異に最適な「オーダーメイド医療」の開発に取り組んできた。

その「集大成」といえるのが、オンコセラピー・サイエンスの設立だ。同社の企業使命は「より副作用の少ないがん治療薬・治療法を一日も早くがんに苦しむ患者さんに届けること、がんとの闘いに勝つこと」。手術や放射線治療と並ぶがん治療のひとつである抗がん剤治療だが、治療の過程でがん細胞だけではなく正常細胞にも強い毒性を示すため多くのがん患者が副作用で苦しんでいる。

こうした問題を解決するため、同社は腫瘍と正常臓器の網羅的遺伝子発現情報を取得。この発現情報をもとにがん細胞だけを狙い撃ちにし、副作用を極力抑えながらも治療効果が高い分子標的治療薬の研究を進めている。

東大・大澤昇平准教授「国籍差別投稿」で露見した産学連携リスク

東大・大澤昇平准教授「国籍差別投稿」で露見した産学連携リスク

大澤昇平特任准教授による「中国人差別」投稿で、東京大学大学院情報学環や参加企業が公式に謝罪するなど「火消し」に追われている。現在、国や全国の大学や大学院が血眼になっている産学連携や大学発スタートアップ支援に潜む「リスク」が浮き彫りになった。


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