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Wednesday, March 11, 2020

ファッション・ショーに異変。持続可能性を求める業界を巻き込んだ大改革(AMP[アンプ]) - Yahoo!ニュース

ファッション・ショーといえば、豪華さを極め、多くの人々にはあまりなじみのないもの、そのようなイメージがある。だが、環境に配慮し、持続可能性の高いショーの実現を目標にして動き出したところがある。

それがコペンハーゲン・ファッション・ウィーク(CPHFW)だ。CPHFWはデンマーク・コペンハーゲンで、夏と冬、年に2回開催されるファッション・ショーで、世界からの注目度が高いイベントのひとつである。

2020年1月、CPHFWのCEOセシリー・ソーマーク氏が、ファッション・ウィークでのラディカルな取り組みを発表し、業界内外の注目を集めている。

主催者側の取り組み

2020年のコレクション発表の場であった2019年8月のファッション・ウィーク開催前には、CPHFWは既に、同イベントでの使い捨てペットボトルの使用を減らすことを宣言していた。

これは、気候変動への影響を少なくするための取り組みで、2022年までには二酸化炭素の排出を2分の1に減らし、廃棄物を完全にゼロにすることを目標に掲げている。また、プラスチック製ハンガーの使用を2021年までに完全に廃止することも盛り込まれた。

その他、飛行機による環境への影響を考慮して、国外からの参加者が直接現地に足を運ばなくても配信でイベントを観覧できるよう、通信技術の向上も視野に入れているという。

参加ブランドにも厳しい課題

CPHFWは、持続可能性を達成するための取り組み・姿勢を、イベントを通して見せるだけではなく、それによってファッション業界へインパクトをもたらすことも目的としている。

そのため、主催者側だけが環境に配慮した行動を行うだけではなく、参加するブランドにも「17の目標」を達成することを求めている。

この17の目標は、「戦略的な目標」「デザイン」「正しい素材の選択」「労働環境」「消費者との約束」「ショーでの取り組み」の6つのセクションに分かれ、それぞれに含まれた細かい目標が計17個あるというものだ。

以下はそのうちの一部である。

・売れ残った商品を処分しない。

・商品の価値と質を高めるデザインをして、そのことを消費者の耳にも入るようにする。

・商品に使用する素材のうち、少なくとも50パーセントは公認されたものを使用する(フェアトレード、産地直送、オーガニック、リサイクル品など)。

・持続可能性のための取り組みを、店頭に立つスタッフにもしっかりと共有する。

・ショーに参加するにあたって、Zero Waste(廃棄物を出さない)を実践する。

・ショー開催中に提供される飲食物は、口に入るものから食器に至るまで、再(生)利用できるものである。

2020~2022年シーズンは、まずは参加ブランドにとって試験期間になるという。

この3シーズン中のブランドの取り組みを見て、評価基準と参加可能な最低スコアが決められ、2023年シーズン以降はその基準を満たしたブランドのみが参加申し込みをすることができるようになる。

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