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Monday, August 10, 2020

なくならないブラックマネー詐欺 世界各地で被害の起源に迫る – 東京スポーツ新聞社 - 東スポWeb

 黒い紙が薬品をかけると紙幣になるという「ブラックマネー詐欺」がいまだなくならない。

 警視庁捜査3課は先日、窃盗容疑で広島市のリベリア国籍の職業不詳、ジェームス・リー・エフ容疑者(42)を逮捕した。今年6月、東京都中央区の不動産関連会社で、川崎市の会社社長(47)に「変色した紙幣と普通の紙幣を混ぜて薬品をかけるときれいになる」とウソを言って、2500万円を用意させ、隙を見て盗んだ疑い。

 手口は巧妙だった。1か月ほど前「予算1億円でビルを買いたい」というエフ容疑者と知り合った社長は物件の下見を経て契約をすることに。そこで初めて「現金は手元にあるが、今は黒く変色している。それに普通の紙幣、薬品を混ぜると元の紙幣になる」と、実際に数枚の紙幣に薬品をかけて復元してみせた。

 信用した社長は指示された通り、本物の紙幣2500万円を用意し、エフ容疑者らと洗浄作業を開始。すると「薬品を取りに行く」と言い残し、同容疑者らは出て行き、気付いたら現金も持ち去られていたという。

 これがブラックマネー詐欺だ。20年ほど前から世界で被害が確認され、過去には「特殊な薬品に漬けて電子レンジでチンすると元のお札に戻る」や、黒い紙ではなく、白い紙に薬品をかけると紙幣に変わるホワイトマネー版もあった。よく考えれば、怪しい話だと気付くはずだが、なぜなくならないのか。

「犯人はアフリカ系黒人が多く、まず普通の人はその国の情勢に詳しくない。そこへ『国の治安が不安定で、現金は黒くしないと国外へ持ち出せなかった』と言い出す。正当なカネでないと印象付け、被害者が周囲に相談できない儲け話と分からせる。すると、被害者は自分も一味のような心境になり、信用してしまう」(捜査関係者)

 都内で客引きをするアフリカ系黒人の関係者は「彼らは過去の植民地時代から脈々と続く、ずばぬけた適応力がある。語学、コミュニケーション力があって、カネを稼がないといけないので、客引き、ぼったくりから、ドラッグ密売まで、手際よく、すぐ覚える。詐欺犯罪のマニュアル、道具があるといわれ、被害者が信用してしまうのも分かる」と話している。

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