【ワシントン=中村亮】米西部アリゾナ州の連邦上院選で、民主党候補のマーク・ケリー氏が共和党現職のマーサ・マクサリー氏に勝利する見通しとなった。民主党は議席数を現在の47(無所属を含む)から伸ばすことになる。上院の過半数をめぐっては共和党と拮抗している。
ケリー氏の勝利でアリゾナ州の上院2議席はともに民主党が占め、共和党の地盤とされた同州の左傾化が鮮明になった。元宇宙飛行士のケリー氏はトランプ大統領への対抗を打ち出して選挙を戦った。リベラル派の住民が増えるアリゾナ州ではトランプ氏の人気に陰りが見え、マクサリー氏も選挙終盤にトランプ氏と距離をとる言動が目立った。
CNNテレビによると、米東部時間6日午後2時(日本時間7日午前4時)時点で上院は民主党が48議席、共和党が47議席をそれぞれ固めた。残る5議席のうち共和党はアラスカと東部メーン両州で優勢を維持し、南部ノースカロライナ州でもリードしている。ただ南部ジョージア州の2議席は2021年1月の決選投票に決着を持ち越す可能性が高まり、上院の過半数の行方も確定が遅れそうだ。
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