日本自動車工業会の豊田章男会長は6月3日にオンラインを通じて行った記者会見で、今秋の開催中止を決めた東京モーターショーの次回について、2023年の開催を同日開いた理事会で決定したことを明らかにした。
豊田会長は「東京モーターショーについて、今日の理事会において次期モーターショーを2023年に開催する旨を、全理事賛同のもと決定をさせて頂いたことをご報告させて頂きたい」と述べた。
さらに「そのテーマは『グリーン&デジタル』ということで、カーボンニュートラルに行く2050年までの長い道のりの、そのスタートを含む意味でも、中長期的なメッセージになっていくかと思うが、やはり今、どういう意志を持って、どういう行動するかによって未来の景色が変わってくると思う。そんな意味で2023年のグリーン&デジタル、それも人中心に考えていこうというようなテーマで取り組みことも決定した」ことも披露した。
また豊田会長は「できれば、ひょっとするとリアルに久しぶりに人が集まれるビッグイベントになるのではないか」とリアル開催への期待を示した。
その上で「先回のモーターショーが未来のモビリティ展みたいな形で、他の業界の方々にもご参画頂き、130万人を超える方々が来場された。やはり自動車における、この集客力と久々のリアル、そして未来のモビリティという基軸で、是非とも他の業界のいろんなイベントも興味を持ち、一緒に参加したいと思うような、どちらかというとオールインダストリーショーになるような希望を持ちながら、検討を進めていきたい」とも話し、2019年に開催した前回の東京モーターショーと同様に他の業界も参加した形でのイベントを模索することも明らかにしていた。
日本自動車工業会は4月22日、東京モーターショー2021の開催中止を発表した。同日オンラインで開催した記者会見で、自工会の豊田章男会……
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