毎シーズン、思いもよらならない斬新な発表方法で話題を集めるバレンシアガ(BALENCIAGA)。10月2日に配信された、Summer 22コレクションのプレゼンテーションは二つのパートで構成された。 まず一つは、アメリカのコメディアニメ『ザ・シンプソンズ』とのコラボによって製作された短編映像『Simpsons I Balenciaga』だ。シンプソンズ一家とスプリングフィールドの住人たちが、デムナ・ヴァザリアからパリで開催されるバレンシアガのショーに招待され、ランウェイを歩くという10分間の映像が公開された。同性愛者をカミングアウトしたウェイロン・スミサーズがスーツではなくドレスを選ぶくだりといい、視聴者を引き込むドラマ仕立てと多様性を大切にするブランドの世界観がユーモアを交えながら見事に融合。“シンプソンズ化”したデムナ本人はじめ、観客のアナ・ウィンター、カニエ・ウェスト、キム・カーダシアン、ジャスティン・ビーバーのカメオ出演も必見だ。
そして、もう一つのパートは、『Simpsons I Balenciaga』上映会のレッドカーペットだ。パリの劇場前のフォトコールで、新作コレクションをまとったモデルを撮影するというユニークなアプローチを行った。パロディといえど、スーパーモデルのアンバー・ヴァレットや新星エラ・エムホフの登場が妙にリアルだ。優雅なウォーキング、ベストショットをおさえるのに必死なカメラマン陣、モデルの晴れ姿を追うビデオカメラの動きに至るまで、レッドカーペットを忠実に再現している。
肝心のコレクションはというと、ストリートウェア、デイウェア、テーラリング、エレガントなイブニングウェア、プロトクチュールのワードローブなど、ヴァザリアによるバレンシアのコードを多様に表現。体にぴたっと密着するウルトラスリムなものから、体をすっぽりと包みこむオーバーサイズなものまで、シルエットは多岐にわたる。中には、先月開催されたMETのレッドカーペットで話題を呼んだ、キム・カーダシアン着用の黒子ルックも登場した。 発表方法に加えてサステナブルな素材の取り組みにも力を注いでいる。アップサイクルされた生地のみならず、サボテンとバイオポリマーに由来する繊維の混合物から作られた植物べースのレザーといった革新的な素材を採用。また、コレクション内の無地およびプリント生地の95.2%は、サステナブルの認証を受けているそう。
VOGUE JAPAN
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