国内外から約100社の企業と約2万点のおもちゃが集結!
日本玩具協会が主催する、国内最大規模を誇る玩具の展示会「東京おもちゃショー2022」が6月16日(木)・17日(金)に東京ビッグサイトにて開催された。
今年で第59回目となるが、過去2年間(2020年・2021年)にわたってコロナ禍の影響により中止となっていたため、実に3年ぶりの開催となった。
従来は東京ビッグサイトの西展示棟全体を使用することが多かった「東京おもちゃショー」だが、今年は西ホールの1階部分、西1・2ホールおよびアトリウムに規模を縮小して行なわれた。
また、期間も商談見本市(バイヤーズデー)の2日間のみとなり、一般公開日(パブリックデー)は設けられなかった。
とはいえ、国内外から約100社の企業が集結して展示された約2万点のおもちゃが一度に見られるのはやはり圧巻。
日本のものづくりの最先端と言っても過言ではない、各メーカーがアイディアと技術を駆使して生み出した「遊びの形」を、実際に見て(ものによっては触って)確かめられる貴重な機会であり、おもちゃ好きなら心躍るものであることには変わりない。
2021年度の国内玩具市場規模は上代価格(希望小売価格)ベースで8946億円(前年度108.5%)を記録し、これは2001年以降では過去最高だということだが、その好調ぶりが現れ「東京おもちゃショー」も活況を呈していた。
また、例年「東京おもちゃショー」では、「日本おもちゃ大賞」受賞商品の展示をはじめ、その年の玩具業界の最新トレンドが反映されたおもちゃが注目を集めるが、久しぶりの開催となった今年もそれは健在だった。
そこで今回は、トレンドを反映したいくつかのキーワードに沿って、注目のおもちゃをピックアップして紹介してみたい。子どもへのプレゼント選びの参考になるだけでなく、大人が自分で楽しめるようなものも数多く、そうした多様なニーズに対応している「おもちゃの現在地」をぜひ体感してほしい。
●おもちゃにも押し寄せるSDGsのムーブメント!
今年の「東京おもちゃショー」では、「サステナブル」を標榜する商品やプロジェクトが目に付いた。
中でもカワダのブースで大々的に展開していたブロックトイ「ダイヤブロック OKOMEIRO(オコメイロ)」(8228円/2022年8月発売)は、お米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を使用しており、ブロックの角をなくすことでより組み立てやすく外しやすい構造になるなど、環境にも人にも配慮したコンセプトで来場者の目を引いていた。売り上げの一部で「こども食堂」の支援を行なうなどの取り組みも。
バンダイグループ4社(バンダイナムコホールディングス、BANDAI SPIPRITS、バンダイナムコアミューズメント、バンダイロジパル)が2021年4月から取り組んでいる「ガンプラリサイクルプロジェクト」。
ガンプラのランナーを回収してリサイクルすることでプラモデルの製品化をめざす。昨年は1年間で約11トンもの使用済みランナーを回収したという。
タカラトミー「キャップ革命ボトルマン」はペットボトルキャップを発射して遊ぶシューティングホビー。
身の回りのペットボトルからキャップを利用することでエコの工夫を考える「エコトイ」だ。NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)のペットボトルキャップ回収活動のスペシャルサポーターにも就任している。3300円/発売中(DXエントリーセット)
●大人には懐かしく子どもには新しい、これぞ「温故知新」!
かつて一世を風靡したおもちゃが時を超えて復活したり新たな要素を加えたりといった、いわば「リバイバル」おもちゃも今年のトレンドのひとつだと言えるだろう。
ブームだった時代に子どもだった世代が親となり、その子どもと一緒に遊ぶ、といった光景が目に浮かぶようだ。
80年代キッズにはたまらないあの丸っこいフォルムはそのままにモータープルバックへと進化したタカラトミー「チョロQ」(各1699円/2022年夏発売)は、プルバックの回数で走り方が変わり、プログラミング走行なども楽しめる仕様に。
定番中の定番であるボードゲームが進化したメガハウス「3D立体オセロ」(4378円/発売中)は、「相手のコマをはさんでひっくり返す」という基本ルールはそのままに、オセロ盤が立体になったことで思いもよらぬ攻防が可能になっている。
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