1辺が1m余りのダンボール箱。ひとつの面に穴が開けられている。中に煙を充満させてドンッ! と叩くと、穴から勢いよく煙が発射される、しかもドーナッツ状だ。瞬間、歓声が湧き上がる。きれいな形を保ったまま頭上をゆっくりと飛んでいく煙のドーナッツを、子どもたちが、親たちが、驚きと好奇の眼差しで追いつづける。会場の環境が良好なら40mもの飛行を記録することもある。これが、米村でんじろうさんの『サイエンスショー』で大人気の実験のひとつ、『空気砲』。
かつて高校の教師だった米村さん。ただ、座学より実験をしたり、させたりというほうが好きで、そのうちに実験教材の開発や科学館の展示物の製作、テレビの科学番組の企画などにも興味が広がって、それらに特化した仕事がしたいと思うようになる。教師を辞めてフリーランスになったのは40歳の時。
「自分としては企画や物作りをしたかったんですけど、入ってきた仕事は実験を人前で見せてくださいというようなものが多くて。フリーの身なので仕事は断れない。やってくうちにどんどん増えていって。最初は体育館や公民館みたいな場所で5人、10人という人たちの前でやっていましたね」。
こうして始まった『サイエンスショー』は、試行錯誤を繰り返しながらショーとしてのクオリティを高め、今や20年というロングランを続ける、日本で唯一の科学分野のエンターテインメントショーに成長した。
「とにかく楽しんでもらうということ。研究者とか技術者を育てようという気持ちは全然なくて、娯楽として、気分転換として、あるいは好奇心の発露として。面白い!と感じて大人が童心に帰るとか。普通に音楽や映画を楽しむようなものとして科学を定着させたい。ただ、長い目で見れば裾野が広がっていって、結果的に科学を志す人が増えてくれたらいいとは思いますけど」。
きょう、米村さんが選んだメガネは、Zoff NEW STANDARD by Zoff SMART。約2,000人の顔画像から、AIが生成した平均顔をもとに設計した『似合うを科学したメガネ』。軽いだけじゃなく、“しなやかで壊れにくい”を大きな特長としているZoff SMARTのニューモデルとして誕生。素材は、航空機にも採用されるスーパーエンジニアリング・プラスチックで、似合うだけでなく、機能性にも優れた仕上がり。
「実験道具がぶつかってメガネを壊したこともあるので、頑丈なものを愛用しています。これはかけていて全然違和感がないです。これまでかけたことがない色だし。僕のビジュアルを気にする人はあまりいないと思いますけど、でも新しいメガネは顔の雰囲気も変わっていいですよね。それにしても軽いです、これ」。
新しいメガネで気分を変えて、今行ってみたい場所は?
「この仕事を始めるきっかけは科学館なので、ヨーロッパの科学館を改めて巡りたいです。例えば英国なら産業革命の頃からの古い展示物も多くて、科学が何百年もかけて出来上がってきた文化なんだとわかります。日本は明治期になってどっと入ってきたんですけど、せいぜい100年。古いものがあまりないんです」。
これからの希望や夢はありますか?
「仕事でアフリカのケニアに行った時に、現地の学校を訪ねてみました。子どもたちはみんなとても素直なんですけど、実験などがなかなかできない。いろいろなアイデアを出して身近な素材で実験や工作をしたり、途上国の子どもたちに興味が湧くきっかけをたくさん作れたらいいなと。夢ですけどね」。
でんじろう先生の胸には、やはり、サイエンスと子どもたちへの愛があふれている。
Zoffは、フレームとセットレンズ(ブルーライトカットコート)込で¥5,500から(税込価格)。フレームの品質保証1年間。レンズの度数交換保証も6カ月間付き。国内外324店舗※で皆さまのお越しをお待ちしています(※2022年5月末時点)。 店舗により在庫状況は異なります。
お問い合わせ:0120-013-883(平日11:00~18:00)
https://www.zoff.co.jp
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詳しくはこちらからの記事と詳細 ( 米村でんじろう先生が サイエンスショーを通して描く夢とは? - 文春オンライン )
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