大阪ニュース
2022年7月29日
ご当地ソングが縁で、松江・大田両市など島根県での観光大使が多い演歌歌手の永井裕子（４１）が大阪・京橋のライブハウスでファン約１００人限定のランチショーを開いた。コロナ禍で長くファンとの直接の触れ合いを封印していたが、この日は今春発売の新曲「櫻紅」（キング）をはじめとして計１１曲を熱唱。終了後はパーテーション越しに参加者全員と記念撮影し「まだまだ本格的な復活とは行きませんが、お客さまの顔を見ながら歌えて幸せです」と目頭を熱くした。
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| 久々の大阪でのライブで熱唱する永井裕子＝大阪市城東区のライブハウス「ベロニカ」 |
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| 久々の大阪でのライブで軽妙トークを展開する永井裕子 |
２０００年６月にデビューした永井はコロナまん延の時期に節目の歌手生活２０周年を迎え、２０年５月の記念曲「そして…女」、翌２１年５月「華と咲け」と立て続けに、ほとんど人前で歌えないまま終わった。それでも「華と咲け」はオリコン演歌・歌謡曲週間チャートで１５年ぶり１位獲得と底力を見せ、満を持して今年２月発売した「櫻紅」がジリジリと上昇を続ける。
アイドル演歌歌手から不惑の年回りになり、「やっと演歌が似合う年格好になってきたな、と思っているんです。少しずつ幅が広くなってきている。表情も振りもこれまでになかったものができるようになってきた」と手応えを感じている。まだ夏だというのに、早くも来年のカレンダーを作成。デビュー３年目から舞台では一貫して着物姿で通しているが、写真ではスポーティーなジーンズ姿やおしゃれなドレス姿なども披露している。
「ＫＢＳ京都で放送中の“新歌謡曲の匠（たくみ）”での司会で大先輩方を前にいろいろ質問をさせていただき、自分でもすごく勉強になっています。おかげさまでファンクラブ“裕子組”の熱い応援も日増しに戻ってきました。今までのイメージとは別の面をもっとお見せできるように頑張りたい」と心は既にポスト・コロナへ。
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