<1年前のワイドショー> 昨(2021)年9月3日、菅義偉首相が9月末の自民党総裁選に出馬しないと、いきなり表明し、激震が走りました。前日まで立候補の構えを見せていたのに何があったのか、ワイドショーはその背景や総裁選の行方に迫りました。
(J-CAST)ワイドショー通信簿の「『菅独裁への怒り』と4つの想定外 『党史上最悪の辞任劇』指摘も」(21年9月6日、フジテレビ系「めざまし8」)は、内閣支持率の低迷(FNN調査で32.1%)に加え、横浜市長選で支援候補が惨敗し、求心力が低下。さらに二階俊博幹事長
の交代を巡る党人事にも失敗し、追い詰められていった、とあります。「生きるか死ぬかという選択」で岸田総理誕生
同じ神奈川が地元の小泉進次郎・環境相(当時)が4日連続で菅首相と面会し、総裁選出馬を取りやめるよう進言したともあり、「自民党史上最悪の辞任劇」「自民党がぐちゃぐちゃだと醜態をさらした」と党内の不満の声も紹介しています。
急な退陣表明で構図が変わり、派閥の駆け引きが活発化しました。「安倍前首相が『カチンと』きた? 注目発言で自民総裁選『構図』に変化も」(同6日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、安倍元首相が高市早苗・元総務相を推している背景を伝えています。出馬表明した岸田文雄氏(現首相)が「森友学園の問題、公文書改ざんの問題について国民が疑問を抱くのであれば、さらに説明をしなければならない」と発言したことに、安倍元首相が「カチンときたそうです」と政治ジャーナリスト・田﨑史郎さんが内実を語っています。
また、「派閥親分より自分の当選 今回の総裁選は『死ぬか生きるか』の選択」(同6日、TBS系「あさチャン!」)は、同じく田﨑氏の「総裁選の歴史でおそらく初めてのことだが、派閥に所属する人間が別々の候補者に投票することになる」との見方を取り上げています。「総選挙で自分が当選するために誰がいいか、という発想になるから、生きるか死ぬかという選択だ」とあります。
結局、9月29日に岸田氏が新総裁に決定し、10月4日から第100代内閣総理大臣となりました。
あれからほぼ1年。現在、旧統一教会問題や国葬の是非を巡り、内閣支持率が低下しています。旧統一教会と自民党の関係について国民から疑念を抱かれているとして、岸田首相が自ら「自民総裁として率直におわびします」(22年8月31日記者会見)と謝罪するとは、当時は思いも寄らなかったことでしょう。
(コムギ)
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