米クオンツヘッジファンド運営会社 DEショー(運用資産600億ドル=約7兆8600億円強)が運用する2大ファンドが、昨年プラス20%以上の運用成績を残したと事情に詳しい関係者1人が明らかにした。市場のボラティティーの高まりが豊富なトレーディングの機会を提供した。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、さまざまな資産クラスと地域に投資する最大の旗艦ファンド「コンポジット・ファンド」のリターンはプラス24.7%、マクロ運用の「オクルス・ファンド」はプラス20%だった。
昨年はインフレのスパイラル的加速と中央銀行の対応が債券・株式相場の急変動を引き起こし、マルチストラテジーおよびマクロヘッジファンドにとって全般に最良の年の一つとなった。DEショーの担当者は、コメントを控えた。
一方関係者の1人によれば、資産家のデービッド・アインホーン氏率いるヘッジファンド運営会社 グリーンライト・キャピタル(同20億ドル)の昨年の運用成績はプラス36.6%だった。旗艦ファンドは12月のリターンがプラス3.5%となり、2015年以降の損失をようやく取り戻した。
グリーンライトの運用成績は15年にマイナス20.4%、18年に同34.3%と落ち込んでいた。同社の広報担当者はコメントを控えている。
米電気自動車(EV)メーカー、 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、ツイッターを440億ドルで買収する合意を履行せざるを得なくなるという賭けが、最大のロングポジションの一つだった。
原題: D.E. Shaw’s Biggest Hedge Funds Soared at Least 20% in 2022 (1)、 Einhorn’s Fund Climbs 36.6%, Recouping Losses That Began in 2015(抜粋)
からの記事と詳細 ( DEショーの2大ファンド20%以上、アインホーン氏36.6%-22年成績 - ブルームバーグ )
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