関西勢対決となったプロ野球の日本シリーズは、セリーグの覇者となった阪神タイガースが、パリーグを制したオリックス・バッファローズに対戦成績で4勝3敗とし、1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝いた。
きょうの各紙にも1面、スポーツ面、社会面などに「盤石トラ君臨、鉄壁オリ陥落」(読売)や「虎党38年の思い結実、日本一関西沸いた」(毎日)などと大きく取り上げている。
大阪の繁華街・ミナミの道頓堀には大勢のファンが詰め掛け、歓喜の熱い声援とともに、球団の応援歌「六甲おろし」が響き渡ったという。経済効果も期待され、観客の飲食費やグッズ代、放映権料のほか、祝賀セールの売り上げなど、「その額は121億円」との経済学者の推計も伝えている。
一方、東京では、東京ビッグサイトで開かれていた「ジャパンモビリティショー2023」(旧東京モーターショー)が閉幕。最終日の会場内ではタレントのマツコ・デラックスさんと日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車会長)による「大反省会」と題する緊急企画のトークイベントが行われた。
今回のモビリティショーの特徴の一つとしてはスタートアップ企業の移動などの技術紹介やビジネスマッチングに特化したコーナーも設けられ、数多くの企業が参加。トークイベントでも「次の商談が決まったケースが430件以上にものぼった」などと紹介された。マツコさんからは「(優れた技術でも)2年に1回では遅れてしまうので、毎年開催するべき」と提案。豊田会長も「次の会長が決めることだが、検討したい」と答えた。
きょう日経がビジネス面で、「日本が世界へ発信する新たなスタートであってほしいと思っている」(豊田会長)と述べたなどと報じているが、紆余曲折の中で開催された初のモビリティショーだけに、“大反省会”を踏まえて開催時期などを含めて大幅なモデルチェンジが求められそうだ。
2023年11月6日付
●阪神38年ぶり日本一(読売・1面)
●内閣支持率最低28%、共同通信調査、減税「評価せず」62%(産経・5面)
●上場企業、純利益3割増、4~9月、車や訪日需要好調(日経・1面)
●モビリティショー閉幕「新たなスタートに」豊田・自工会会長(日経・7面)
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