バイクファンらの間で伝説的人気となっているカワサキ『GPZ900Rニンジャ』。映画『トップガン』(1986年)でトム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックの愛車として登場し、銀幕の中を駆け回ったことで爆発的ヒットとなった名車だ。
2020年夏公開のトップガン続編の新作『トップガン マーヴェリック』にも、その“900ニンジャ”は登場。バイクファン悶絶のシーンとなること間違いなしだが、そんな名車をいま新車で売られている『Z900RS』をベースに再現してしまったから驚く。ドレミコレクションの『似ニンジャ』である。
モーターサイクルショー出展車の目玉としてコツコツ準備していた武 浩社長。新型コロナウイルスの影響によるイベント中止によって発表の場を失ってしまったが、その輝きは圧倒的だ。あの900ニンジャが、真っさらの状態でよみがえった!
独自開発のインナータンクがコスプレを可能に!!
武社長はZ900RS登場直後から角Z(Z1000MkIIやZ750FX)やローソンレプリカなどを次々につくって発表してきた。これらを実現しているのが独自開発した「インナータンク」。つまり、外から見えている燃料タンクに相当する部分はカバーにすぎない。「Z900RSで着せ替え、コスプレを楽しんで欲しい!」と、これを考案した。
「トップガンのニンジャとまったく同じように塗ってもいいですし、オーナー次第で楽しんでいただきたい。発表以来、多大な反響をいただいているインナータンクはついに生産段階に入りまして、6月頃には製品化したいと思っています」
この似ニンジャだが、武社長は跨ったときに感激したという。
「圧倒的に軽いんですよ!」(武社長)
1984年に初代が発売されたGPZ900Rはオイルやブレーキフルードなどがまったく入っていない乾燥重量で228kgもある。それに対しZ900RSは、走行状態にした車両重量で215kgしかない。取り回しが軽く、走りも俊敏なのは想像に容易い。
インナータンクは金属製で、車検にも対応。燃料ポンプやタンクキャップはノーマルを使用でき、容量は昨春のモーターサイクルショーで発表した試作品は11.5リットルだったが、改良を重ね14リットルを確保した。
「前後17インチに倒立フォークも備えるZ900RS。最新の高性能な走りを、ニンジャのスタイルで味わってください!!」(武社長)
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March 20, 2020 at 09:00AM
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