ロンドン・コレクションが12~14日、メンズとレディース合同で、初めてデジタルのみで開催された。デザイナーたちはコロナ禍でファッションへの考えを深め、制限された中での創作の試みが凝縮されていた。
通常ならヨーロッパはメンズコレクションの時期だが、新型コロナの影響で各国ファッションウィークは軒並み中止。今後デジタルでの発表に変えるブランドも多く、前哨戦となったロンドンに注目が集まった。
どこも趣向を凝らした短編映像で作品を見せた。ただ、ロックダウンでアトリエに行くことすらままならなかった彼らにとって新作の披露は難しく、2021年春夏を見せたブランドはごくわずか。20年秋冬や過去作品などを使った映像も多かった。
しかしながら、新型コロナは副産物も与えた。年々加速し、無駄を生み出し続けていたファッション業界は立ち止まり、システム自体を考え直す機会を得たのだ。今回、多くのデザイナーがサステイナブル(持続可能)を打ち出した。人気の若手マルケス・アルメイダは、自分たちが抱える在庫の素材のみを使ったコレクションを発表。受注生産にすることで商品の過剰供給を防ぐ取り組みをみせた。
ロックダウンという制約のなか、どう楽しくクリエーティブに昇華できるか、模索したデザイナーも。カ・ワ・ケイは、本人がモデルとなり何役もこなすユニークな動画を作成。一方で帽子デザインのレジェンド、スティーブン・ジョーンズは実物が作れないことを逆手に取り、バーチャルインフルエンサー「ヌーヌーリ」と共に作品の美しさをデジタルで再現した。
パネルディスカッションやトークライブも。チャラヤンのようにインスタグラムのライブ配信も多かった。特に、今世界で巻き起こっている「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」運動は重要なトピックだ。若者から強い支持を受けるチャールズ・ジェフリー・ラバーボーイは、有色人種のLGBTコミュニティーを支援する団体への資金調達のためのオンラインライブイベントを催した。
そしてデジタルでの発表の大きな特徴が、ショー会場に招かれるバイヤーやジャーナリストだけでなく、一般消費者が全てのコンテンツをサイトで見られること。ブランドのネット通販ページへとぶこともできる。9月まで閲覧できる予定だ。
(ファッションジャーナリスト・マスイユウ)
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June 28, 2020 at 08:00AM
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デジタルのみ、短編で見せるショー ロンドン・コレクション - 朝日新聞社
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