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Saturday, June 20, 2020

コロナ報道から一転して渡部叩き…「ワイドショー」は国民を裏切った(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

確たる証拠もなく

1月中旬から続くワイドショーの新型コロナ問題報道が、6月10日から同15日ごろまでの間、一時的にトーンダウンした。理由は説明するまでもなく、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)の不倫が発覚したからである。各ワイドショーはこの問題に相当の時間を割いた。 【写真】テレビ朝日『モーニングショー』の玉川さんを見ていつも思うこと 渡部の不倫の第一報を伝えたのは『週刊文春』(6月18日号)。その発売は同11日であるものの、渡部の活動自粛が同9日に判明したため、各ワイドショーの報道は同10日に始まった。 ワイドショーの報道は冷酷だった。『週刊文春』が事実関係のみ伝えたのに対し、渡部の全人格を否定するような言葉を口にするコメンテーターもいた。確たる根拠もなく「地上波テレビでの復帰は絶望」との見方を伝えた番組もある。 ワイドショーが違法行為を犯した著名人を厳しく責め立てるのは当然だが、不道徳な所業まで激烈に叩くようになったのはいつからだろう。

自分たちのことは免責しながら

政治経済から事件、芸能まで伝えるワイドショーのスタイルは1980年代には確立されていた。とはいえ、不倫を糾弾するようになったのは近年のことだ。90年代には不倫が露見した大物俳優によるコミカルな釈明会見を、ワイドショーのキャスターが笑いながら報じたことすらあった。 そもそも、ワイドショーのキャスターの中にも過去に不倫が露見した人、不倫関係にあった異性と結婚した人がいる。ワイドショーを制作・放送する民放の経営陣や幹部、現場にも不倫を経験した人が数えきれぬほどいる。 自分たちのことは免責しながら、どうして渡部の不倫だけ厳しく断罪できるのだろう。不可思議な話だ。渡部を庇うつもりは微塵もないが、腑に落ちない。 また、ワイドショーには不倫を扱う芸能人と不問に付す芸能人の区別があるらしく、超大物と呼ばれる芸能人の不倫は取り上げない。渡部はワイドショーにとって「ちょうどいい芸能人」だったのだろう。過去に不倫で断罪された芸能人もそうであるに違いない。 新型コロナ報道が始まって以降、あらためて何でも解説するコメンテーターの危うさがさまざまなメディアで指弾されているが、渡部の件でも行きすぎとしか思えないコメンテーターの発言があった。医師でもなく、渡部本人と話したわけでもないのに、「彼は病気」と断定したのだ。 新型コロナ問題では、まるで医学博士のような発言をするコメンテーターを見受けるが、渡部の問題でも同じだった。他人を放送内で「病気」と公言する権利など誰にもない。人権侵害の疑いすら生じる。渡部の倫理観を問うたワイドショーのコメンテーターの一部は、自らも放送倫理を忘れてしまったのではないか。

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June 20, 2020 at 08:09AM
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