4月25日(現地時間)に催された第93回アカデミー賞において、「ファーザー」で主演男優賞を獲得するも欠席していたイギリス出身の俳優アンソニー・ホプキンスが自身のSNSで受賞コメントを発表。ホプキンスは「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター役でノミネートされた第61回アカデミー賞以来2度目の受賞となり、オスカー史上最高齢でもあります。
動画では、自然豊かな景色をバックに、ホプキンスがにこやかに「おはようございます」と語り始めます。
「いま私はウェールズの故郷にいます。83歳でこの賞を受賞するとは思ってなかった。本当に予期していませんでした。アカデミー賞にとても感謝しています。ありがとう。それからあまりにも早く亡くなってしまったチャドウィック・ボーズマンに敬意を表したいと思います。もう一度、みなさん本当にありがとう。まったく予想していなかったんです。光栄に思います、ありがとう」
ホプキンスは、予想だにしていなかったことを何度も強調し、本人も驚きを隠せない様子。アカデミー賞は、2020年8月に大腸がんで亡くなった「マ・レイニーのブラックボトム」主演の故チャドウィック・ボーズマン(享年43歳)が最有力とされており、式典の最後に発表された主演男優賞で欠席していたホプキンスが受賞してしまったことに、SNSでは失望を隠せない映画ファンも多数みられました。
例年アカデミー賞は作品賞を最後に発表しており、今回はチャドウィック・ボーズマンが受賞するために発表の順番を変更したのではとの憶測が出まわっていたため、肩透かしを食らった人が多かったようです。
世間の戸惑いを鎮めようとするかのように投稿されたホプキンスの動画には、米俳優ヒュー・ジャックマンが「ゴージャスなパフォーマンス」と反応し、米俳優マイケル・ダグラスも「おめでとう」と祝福。その他アレック・ボールドウィン、ケイト・ベッキンセイル、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アントニオ・バンデラスなど、多くのセレブがコメントを寄せています。
また、11日に開催された第74回英国アカデミー賞(BAFTA)でも主演男優賞を受賞し、そちらも「絵を描いていた」という理由で欠席していたホプキンス。自作品と思われる絵を前に、お祝いの言葉を掛けられる動画も投稿していました。
今回はオンラインでの授賞式を求める声に応え、パリとロンドンにも会場を設け中継するなど異例の開催となったアカデミー賞。83歳のホプキンスが故郷に留まったのも不思議ではありません。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
からの記事と詳細 ( 「受賞すると思わなかった」最高齢83歳受賞も欠席のアンソニー・ホプキンス、アカデミー賞番狂わせ後にコメント動画投稿(1/2 ページ) - - ねとらぼ )
https://ift.tt/3tXBulS
エンタメ
No comments:
Post a Comment