アニバーサリーイヤーを迎えた
ヨコハマホットロッドカスタムショーが開催!
2022年12月4日(日)、国内最大のカスタムの祭典「第30回ヨコハマホットロッドカスタムショー2022(以下(HCS)」が恒例のパシフィコ横浜で開催された。2020年は新型コロナウイルスの影響で開催が見送られたHCSであるが、昨年はコロナ禍の中、海外からのゲスト招待を見送り、2年ぶりに開催された。そして今年は例年通り、ゲストを招待して本来の姿を取り戻したHCS。さらに今年は、開催30周年を迎えたというアニバーサリーイヤーということもあり、過去最高の来場者数を記録したのではないかと思われるほど、多くのカスタムフリークが会場に集結!オフィシャルの来場者数の発表はまだ行われていないが、その詳細は追ってお伝えしたいと思う。
もちろん、今年も最大限の感染予防対策を施した上でのショー開催となったわけだが、ひとつ残念だったのは、四輪二輪を含め、海外ゲストの車両が輸送中のトラブル(港のストライキ)によりイベント開催に間に合わず、ゲスト本人たちだけの参加となった点だ。しかしながらオフィシャルスポンサーとしてハーレーダビッドソンやBMWモトラッド、インディアンモーターサイクル、そしてHCSに初出展となるロイヤルエンフィールドがブースを出展し、ショーを盛り上げたことが印象的であった。今回のHCSレポート第一弾ではメインのカスタムマシンの紹介に加え、オフィシャルスポンサーのブース、さらにライドインショーの模様を中心にレポートをお届けしよう!
朝8時のゲートオープンであるが、その1時間前にはご覧のように通路は来場者で埋め尽くされていた。中には徹夜組も何組かおられた様子。
8時ちょうどにゲートオープン!続々と来場者が会場内に吸い込まれていく。このあと午前中いっぱいにかけて、入場待ちの列は続いていた。
HCSのメインコンテンツ、ライドインショー。会場裏のバックヤードではライドインに参加するマシンが走行準備中。こちらは2021年と2019年にベストモーターサイクルを獲得したシュアショットのマシン。
オフィシャルスポンサーであるハーレーダビッドソンジャパンの野田社長もライドインショーに参加。こちらのローライダーSTに関しては後ほど詳しく紹介します!
さぁライドインショースタート!トップバッターはムーンアイズ代表のシゲ菅沼氏がムーンバギーでライドイン!その横にはレジェンドスケーターのスティーブ・キャバレロがスケートボードに乗ってライドイン!
続いて、昨年ベストオートモービルを獲得したファーストアローズのフォードモデルAが登場。このホットロッドであるが、普通に街乗りに使っているというから驚きだ。
続いて海外からのゲストがトラックに乗ってライドイン!彼らのマシンが見られないのが非常に残念だ。
ここからはバイクがライドイン!2021年にベストモーターサイクルを獲得したシュアショット代表の相川さんがFXDLカスタムで登場。
お次は2019年にベストモーターサイクルを獲得したシュアショットのアーリーショベルカスタムがライドイン。
こちらは東京を代表するストリートファッションブランド、ネイバーフッドとハーレーダビッドソンのコラボレーションにより実現したローライダーSTカスタム。ライダーはハーレーダビッドソンジャパンの野田社長。
アメリカ本国でハーレーダビッドソンのリードデザイナーを務めるダイス・ナガオ氏がパフォーマンスバガーに乗ってライドイン。
続いてはオフィシャルスポンサーであるロイヤルエンフィールドのゲスト、台湾のカスタムショップ、ラフクラフツのウィンストン氏がコンチネンタルGT650のカフェレーサーカスタムで登場。
同じくオフィシャルスポンサーであるインディアンモーターサイクルのチーフカスタムがライドイン。この車両はレッドウイングジャパンとのコラボマシンとなっている。
こちらは同じくオフィシャルスポンサーであるBMWモトラッドのR18。BMWモトラッド史上最大排気量となる1,801ccのボクサーエンジンを搭載したクルーザーだ。
BMWモトラッドのゲストとして来日したチャボエンジニアリングの木村信也氏がR18に乗ってライドイン!本来は氏が作成したR18ベースのカスタムマシン、The Wal Mk II(ザ・ヴァル・マーク・ツー)で参加する予定であった。
ここからは、オフィシャルスポンサーのブースをご紹介。まずはハーレーダビッドソンブースをピックアップ。ハーレーブースではロードグライドSTのパフォーマンスバガーカスタムの展示とネイバーフッドとのコラボマシンの展示などが行われた。
ネイバーフッドのデザイナー、滝沢伸介氏のプロデュースにより完成した世界に1台のローライダーSTカスタム。今回のHCSが日本初公開となる。そしてこの車両の購入券応募がハーレー公式ページで12/1〜4まで行われた。価格は450万円(税込)!
エクステリア全面に配されたスパイダーウェブのカスタムペイントが最大の見せ場となるローライダーSTカスタム。前後サスペンションのローダウンにシート&ハンドルの変更、マフラーもハイパフォーマンスタイプに換装されている。
ブースにはネイバーフッドxハーレーダビッドソン限定モトカルチャーインスパイヤアパレルコレクションのアイテムも合わせて展示された。
そして大人気だったのがアンケートに答えるとネイバーフッドxハーレーダビッドソンの限定ステッカーか、ハーレーダビッドソンのショッピングバッグのいずれかが当たる抽選会だ。
ご覧のように抽選会は、常に長蛇の列が!
プレミアムサウンドシステム Rockford Fosgate Stage IIを搭載し、8つのスピーカーが接続できる最大出力150W の「ストリートグライドST」を展示。DJデモを交えてその迫力のサウンドを体感!
BMWモトラッドブースでは同社史上最大排気量となる1,801ccのボクサーエンジンを搭載したR18を中心に展示した。
チャボエンジニアリングの木村信也氏が作成したR18ベースのカスタムマシン、ザ・ヴァル・マーク・ツーの展示はなかったが、BMWモトラッドブースでは木村氏のトークショーが開催され大盛況であった。
こちらはオフィシャルスポンサーであるインディアンモーターサイクルブース。レッドウイングジャパンとのスペシャルコラボモデルを中心に車両を展示。
レッドウイングジャパンとのコラボマシン、チーフカスタム。メーターダッシュやツールロール、シートにはレッドウイングの人気モデルであるアイリッシュセッターのレザーが使用されている。製作はインディアンモーターサイクル埼玉が担当。
こちらは、チャレンジャーダークホースの特別仕様車、ジャックダニエル リミテッドエディションと、会場を盛り上げるインディアンのコンパニオン。
最後にロイヤルエンフィールドのブースをピックアップ。こちらはライドインショーにも登場したラフクラフツが製作したコンチネンタルGT650ベースのカフェレーサー、MIDAS ROYAL。リアショックはモノショックにカスタムされている。
こちらはフラットトラックレーサーに仕上げられたTWINS FT。フレームはロイヤルエンフィールド傘下のハリス・パフォーマンスが製作。心臓部はINT650のエンジンを搭載している。
コンチネンタルGT650をベースにしたKAMALA。製作はアメリカのSOSA METALWORKSが担当している。クロモリ製のフレームにガーターフォーク、エクステリアはすべてハンドメイドである。
ここからは会場に出展されたカスタムマシンを紹介しよう。こちらはセレクテッドが製作したハイエンドカスタム。同店の十八番とも言えるハイパフォーマンスマシンに仕上げられている。
ユーロカスタムの雄、バッドランドは3台のハイエンドカスタムを持ち込んだ。バッドランドスタイルとも表現できる同店の個性が投影された3台である。
オールドスクールチョッパーを真髄とするハマンズが手掛けたパンヘッドチョッパー。シングルクレードルフレームとシンプル&クリーンなエクステリアに注目だ。
シウンは2台のチョッパーを持ち込んだ。パットケネディーズのスプリットロッカーを組み込んだショベルチョッパーに、エボFXRのフリスコチョッパーである。
1987年製モトグッツィのLemans1000をベースに46ワークスが手掛けたマシン。どこにも違和感のない、まるで純正モデルのような高い完成度を誇るカスタムに仕上げられている。
2023年3月18日〜19日に大洗サンビーチで開催予定となる関東初のビーチレース「SUN BEACH SAND-FLAT」のブース。これは期待大!
京都から参加したホットチョップが製作したアーリーショベルチョッパー。フレーム一体型のモールディングタンクに三段シート、60年代テイストのリボンペイントも秀逸である。
アワード獲得常連の平和MCであるが、今年はこちらのトライアンフベースのマシンを持ち込んだ。同店が意識しているストレートラインにこだわったスタイリングが美しい。
MCフォースは1956Gをベースにピンクに彩られたマシンを製作。フロントフォークはオートレーサーの倒立フォークを流用。気負わず乗れるリアルなマシンである。
千葉県柏市のA-syksが手掛けたマグネトー点火のEVOカスタム。ブラックのエクステリア&足周りと要所に配されたクロームのコントラストが美しい一台にフィニッシュ。
A-syksとの合同ブースに出展したマンクスマンガレージのEVOスポーツカスタム。サラリと仕上げられたマシンであるが、フューエルタンクのフォルムやマウント位置、リアフェンダーの造形などなど、緻密な計算のもと仕上げられている。
同じくその合同ブースに出展したMMM PRODUCTS。オリジナルレンズやテールランプ、キャブカバーなどのプロモーションが行われた。
トライジャのブースではJMCA政府公認マフラーメーカーであるジキル&ハイドのプロモーションが行われた。車検対応の音量可変式電子制御エキゾーストシステムである。
7台ものカスタムマシンを持ち込んだ遠藤自動車サービス。同店の代名詞的存在と言えるロー&ロングのスタイルは普遍的な美しさを内包している。
車坂下が製作したショベルカスタム。ラビットバーに三段シート&シッシーバー、アップスイープマフラーを装着したスタンダードなチョッパーである。
ここからはベンダーブースの模様をレポート。こちらはムーンアイズのオフィシャルブース。レジには長蛇の列が!
今回のHCSの目玉アイテム、Vans x MOON Equipped Half Cab。バンズのハーフキャブもHCSと同じ今年で30周年を迎えたということで、スペシャルモデルが販売された。バンズのブースにはゲストのレジェンドスケーター、スティーブ・キャバレロが!
鎌倉のシルバージュエリー工房、シャフトのブースに、ハーレー乗り御用達のデニムブランド、アイアンハート、ハンドメイドシートや鋳物パーツを扱うジャンクモーター、神戸のガムアママレザーズもHCSに出展。
今回のHCSのベンダーブースで最大の人気を誇っていたのが、こちらのTOKYO Rough Ridersのブース。会場での限定アイテムを求め、長蛇の列が絶えることはなかった。
お馴染みのHAVE FUN !!ブース。今年は東北NFAと西のDirt Core Sessionsが参加して合計16台ものトラッカーが展示された。
こちらはチップMCが製作したFTR223トラッカー。同店のテイストが存分に発揮されたフラットレーサーである。
HAVE FUN !!のキーマン、シェイキンが製作したアエルマッキのSX250 フラットレーサー。ワンオフのアルミエクステリアにアトリエチェリーのレザーシート、カラーはソリッドイエロー!
こちらはホットドックの河北御大が製作したXR750レーサー。クロモリのワンオフフレームにより限界までコンパクトに製作されている。吸気はインジェクションでこれからセッティングを煮詰めていく予定だ。
チョッパーシティ仙台から参加のコズミックは同店定番のチョッパーを5台持ち込んだ。リアルなスタイルが同点の真髄である。
岩手県のハイワークスが手掛けたパンヘッドカスタム。彫金が施されたリアフェンダーにツイステッド加工のエイプバー、前後のホワイトリボンタイヤなど、どこかチカーノスタイルを感じさせる1台である。
鎌倉のブルーグルーブは徹底的に作り込んだブースにビンテージマシンをオールドトラックとともに展示。このブースの作り込みと完成度は圧巻である。
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