静岡県、浜松、湖西両市、静岡新聞社・静岡放送などでつくる実行委が主催する日本とキューバのスポーツ文化交流事業「浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」は最終日の１７日、湖西市の浜名港とボートレース浜名湖で親子釣り教室やコンサートなど各種イベントを繰り広げた。好天に恵まれ、会場は大勢の来場者でにぎわった。
■カジキ解体に歓声 浜名港
浜名港に設けたステージでは、前日のカジキ釣り大会で釣り上げられたクロカジキの解体ショーを行い、来場者を喜ばせた。
体長約３メートル、重さ８８キロのクロカジキを、浜松市の水産会社の従業員が鮮やかな包丁さばきで頭部や尾びれを切り離した。解体の合間には「カジキは角のような部分で魚を弱らせてから食べる」などと生態の紹介もあり、子どもたちが興味深そうに聞き入った。
■親子釣り教室 児童も釣果
浜名港では親子釣り教室が開かれ、約３０人の参加者がカサゴなどを釣り上げた。
釣り具販売イシグロの社員らが講師役を務め、参加者は「サビキ釣り」を体験した。
浜松市立和地小５年の夏目耀君は「自分で釣ることができてうれしかった。またやりたい」と声を弾ませた。
■まなまるさん アニメソングで盛り上げ
浜名港の特設ステージでは、ピアノタレントのまなまる（永藤まな）さんが人気アニメキャラクターの声をまねて歌いながらピアノ演奏し、会場の雰囲気を盛り上げた。
まなまるさんは「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」などの声をまねして歌う投稿動画が有名。ステージではアニメソングの「オラはにんきもの」「紅蓮華」を披露した。会場のリクエストにも応じ、音楽とはつらつとしたトークで聴衆を楽しませた。
掛川市から訪れた大石智里さん（３３）は、「リクエストした曲を歌ってくれて鳥肌が立った。生演奏を聴けてうれしい」と喜んだ。
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